芸能

氷川きよし紅白選曲に充満する「ズンドコが聴きたかった」古参ファンの嘆息

 大みそかに放送されるNHK「第73回紅白歌合戦」の曲目が発表され、特別企画で出場する氷川きよしは「限界突破×サバイバー」を歌唱することになった。氷川は年内での活動休止を発表しており、紅白がひと区切りをつけるラストステージとなる。

「『限界×サバイバー』は、15年から18年まで放送されたアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)のオープニングテーマとして使われた。18年の自身のコンサートで披露したところ、若者の間で大ウケし、以降は演歌歌手らしからぬド派手な衣装で登場しては熱唱、氷川の代表曲となりました。同時に自身を解放して『女性化』も進み、まさに限界突破のきっかけを作った曲でもあります」(芸能ライター)

 それだけに、休養前の最後の紅白でこの曲を選択するのもわかるが、テレビ誌記者が言うには、

「意外にも『きよしのズンドコ節』ではなかったことに落胆する人が多いようです。氷川を以前から応援し続けていた層としては、最後ぐらい、支えてきたファンのためにも『ズンドコ』で締めてもいいのではないか、というのがホンネ。特別企画のタイトルが『氷川きよし~新たなるステージへ』となっていることから、選曲発表後もメドレーでの披露を期待する声は多いようです」

 自身を解放することはもちろん自由だが、氷川の急激な「進化」に戸惑う古参ファンとの温度差は小さくなかったのである。

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