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記事全文を読む→「長嶋茂雄をAIで甦らせてNHK紅白出場」音楽業界で盛り上がる最新技術の追悼企画
もしも長嶋茂雄さんがAIで「復活」したら――。
日本中に絶大な影響を与えた「ミスタープロ野球」の存在と、人工知能という新たな技術が交差する可能性に、関心が集まりつつある。
6月3日、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんが肺炎で死去した。東京都稲城市の「ジャイアンツタウンスタジアム」には記帳所が設けられ、連日多くのファンが訪れている。6月7日には東京ドームでも記帳所が開設された。プロ野球界にとどまらず、日本社会全体に与えた影響の大きさを物語る光景だ。
長嶋さんはスポーツ界を超え、音楽の世界でも印象的な足跡を残している。1993年には「ZYYG、REV、ZARD & WANDS featuring長嶋茂雄」名義でリリースされたシングル「果てしない夢を」に参加。当時、「劇空間プロ野球93」(日本テレビ系)のテーマソングとして制作され、巨人監督に再就任していた長嶋さんはゲストボーカルという形で加わった。楽曲はオリコン週間2位、累計72.6万枚のヒットを記録した。共演したWANDSの元ボーカル上杉昇は、訃報が伝えられた日、所属レーベルの公式Xを通じて追悼の意を表している。
その音楽業界でクローズアップされているのが、NHK紅白歌合戦などでの追悼演出に「AI長嶋茂雄」が登場する可能性だ。2019年の第70回では、AIによって再現された美空ひばりが新曲「あれから」を披露し、大きな話題になった。技術的再現度の高さが評価された一方で、「本人が歌ってこそのステージだ」といった声も多く、親友だった女優・中村メイコはラジオ番組で「いちばん単純に言うと『嫌だ』。本人がここにいて歌ってほしい」と率直な心情を明かしている。
長嶋さんもまた、豊富な映像と音声資料が残されており、技術的にはAIによる再構成が可能な人物といえる。音楽作品やテレビ出演時の記録も含め、将来的にAI技術が追悼の場面で用いられる可能性はゼロではなかろう。
NHKや音楽関係者からは、追悼企画に関する正式な発表は出ていない。ただ、AIによる表現手法が広まりつつある今、長嶋さんという象徴的な存在をめぐる技術的アプローチは権利関係なども含め、俎上に載せられるかもしれない。
ミスタープロ野球の姿や声を、これからどのように振り返っていくのか。AI技術の進展に伴い、その表現の形に静かな関心が寄せられている。
(ケン高田)
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