社会
Posted on 2023年01月16日 09:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<ドライアイ>患者の9割程度が涙の「油分不足」!?

2023年01月16日 09:55

 近年、パソコンやスマートフォンの長時間使用で「ドライアイ」の患者が増加しているという。

 これは、目を保護するのに必要な涙の量が不足したり、涙の質のバランスが低下することで涙が均等に行き渡らなくなる病気。「乾燥性角膜炎」とも呼ばれる。

「ドライアイ」は「涙の量的異常」と「質的異常」に大別される。前者は、涙の分泌そのものが少ない状態で、後者は、涙の油分が不足するなど、涙の成分のバランスが崩れて涙を保持する能力が変化してしまう状態を指す。患者の9割程度が、涙の「油分不足」だという。

「ドライアイ」は、目が乾くだけではなく、目の疲れ、目が乾いた感じがする、充血、ヒリヒリとした痛みなど、症状は多岐に渡る。

 加齢が原因で涙の分泌量が減るこことも原因のひとつだが、特に環境要因が大きいと考えられている。パソコンやスマートフォンなどを見続けることによってまばたきの回数が減少して涙が乾きやすくなるのだ。エアコンの使用も目が乾燥しやすくなるので注意したい。

 予防法は次の3つだ。

 1つ目は、パソコン作業などで画面を長時間見る場合には、1時間に15分は目を休ませるようにすること。温めた蒸しタオルをまぶたの上に乗せると、より効果が期待できる。

 2つ目は、まつ毛の生え際よりもやや内側にある、油分を分泌する器官「マイボーム腺」をマッサージすることだ。目を閉じた状態でまつ毛の生え際に指先をそろえて当て、1~2ミリ左右に揺さぶり「マイボーム腺をマッサージ」するようにしよう。

 3つ目は、集中して作業する時は意識的にまばたきをすること。

「ドライアイ」は、市販の目薬で水分を補うだけでは十分ではない場合もあり、かえって病状を悪化させてしまう恐れもある。少しでも症状が気になったら眼科を受診しよう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク