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記事全文を読む→黒幕「ルフィ送還」でも出回り続ける「殺人襲撃リスト」はこうして作られる(3)地震の注意喚起をかたって…
情報屋や調査部隊がリストの情報を充実させるために用いるのは、大半が電話アンケートを装う方法だ。小川氏が言う。
「銀行職員などを名乗り、『どれくらいの資産を持っているか』『株などを運用しているか』といろいろ質問するんです。あとは今の時期なら、『3.11が近づいてきたので、災害時の注意喚起をしています。地震など緊急時に自宅からすぐに持ち出せる現金はいくらお持ちですか? ATMが利用できないので準備しておいた方がいいですよ』なんてのもある。強盗に入った時の実入りがいくらになるかを計算するためです」
根本氏もこれに続く。
「寂しい独居老人には、誰かと話したい人も多い。自治体の職員をかたられ、『おじいちゃん大丈夫? タンス預金なんか危ないからダメだよ。現金はもっとわかりづらい場所に置いとかないと』なんて心配されると、コロッと信じてしまう。家に侵入した強盗は、難なく隠し場所までたどりつけるという寸法です」
接触してきたのが、特殊詐欺や強盗とは無縁そうな若い女性だからといって、油断は禁物だ。
「大手のリサーチ会社だろうと情報が流出すればそれまでだし、半グレが作った会社で、自分がリスト作りの片棒を担いでいると知らずに働いているケースもあります」(根本氏)
また、次のような特殊なケースも最近増えてきた。
「電話口でボタンを押して回答する自動音声のアンケートは要注意だ。あれはIP電話業者が契約して利用できる『オートコール』というシステムだが、ハッキリ言ってこういう業者は『名簿屋』だらけ。一斉に何千件も送信できるから、1人1人に電話をかけて問いただすより楽で重宝されるんだよ」(X氏)
なお、「ルフィ」グループの犯行では、諸々の「下準備」が行われていたようで、
「窓をドンドンと叩かれた。緊急時の対応を確認しているようだった」
「在宅かどうか確認するような電話が入った」
こうした予兆が被害者の証言によって明らかになっている。
もし一度でもリスト入りすれば、データを消去するのはほぼ不可能。格好の獲物と見られないためにも、少しでも怪しい電話には決して対応しない。前兆と思われる出来事があればすぐに警察に相談するなど、自衛の意識を高めるほかないのかもしれない。
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