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記事全文を読む→【参院選の魑魅魍魎】自民党国会議員に送付された「絶対に許さない」森山幹事長の「脅し文書」
自民党は参院選(6月3日公示、20日投開票)を前に、所属国会議員や都道府県連に対し、次のような文書を森山裕幹事長名で送付した。
〈全党員が党紀を順守し、非公認・非推薦候補者への応援は絶対に許さないという厳しい姿勢により、結束して党公認・推薦候補者の全員当選を目指す〉
この文書を読んだ、あるベテラン衆院議員が語る。
「鹿児島選挙区と和歌山選挙区のことを指しているのは明白だ」
森山氏の地元である鹿児島選挙区(改選数1)では、自民党公認で国政復帰を目指す元参院議員に対し、自民党の前参院議長の三女が挑む、保守分裂の選挙となっている。
森山氏とすれば、地元で公認候補が落選した場合、自身の責任問題に発展しかねない。それだけに、このベテラン議員は、
「党内の締めつけを図ったのだろう」
和歌山選挙区(改選数1)も同様だ。昨秋の衆院選和歌山2区で世耕弘成前自民党参院幹事長に敗北した二階俊博元幹事長の三男が、背水の陣で臨む。
対抗馬として出馬した前有田市長の陣営には世耕氏の秘書が加わり、ここでも保守分裂となっている。森山氏は二階氏と親しく、引き締めを図る必要があると判断したのだろう。
永田町では「影の総理」と呼ばれ、存在感の大きい森山氏だが、陣頭指揮を執った昨年の衆院選、6月の都議選で、相次いで大敗した。本来ならば引責辞任すべきところだが、今回の参院選も責任者として臨む。
前出のベテラン議員は、
「公示前に党内に脅しをかけるようなやり方は、自民党らしくない。だったら都議選で、無所属で当選した3人をすぐに追加公認したこととの辻褄をどう合わせるのか」
そう言って、森山幹事長の姿勢に疑問を投げかけるのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)
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