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記事全文を読む→全国「桜撮影カメラマン」が明かす「NHKが人為的に開花させた」現場
「20年以上も前から日本全国の桜の撮影を続けてきました。サクラの開花から満開になる時期に現場へ行って撮影をしますが、その時期を把握することが最も大事な仕事でした」
こう語るのは、出版社から桜の撮影を依頼されていたNカメラマンである。続けて桜撮影の苦労話を打ち明ける。
「満開が重なることもあるし、全国各地に散らばっているので、1年で全国の有名な桜の名所を撮影するのは不可能です。天気も重要で、晴れないと撮影できません。ですから最低3年ぐらいの期間を使って写真をまとめるよう、計画を立てていました。天然記念物になっている超有名な桜は押さえておかなければなりませんので、基本です」
日本三大桜というのがあり、その全てが国の天然記念物に指定されている。山梨の「山高神代桜」、福島の「三春の滝桜」そして岐阜の「根尾の薄墨桜」だ。この中で交通の便が悪いのが、岐阜県本巣市の薄墨桜である。名古屋からレンタカーで岐阜市を経由し、国道157号線を北上して福井県方向に向かったところにある。樹齢1500年といわれるエドヒガン桜で、東西27メートル、南北20メートルもある巨木の1本桜である。
「観光協会の担当者と連絡を取って、いつごろ開花して満開になるかの予想を立てていました。開花から1週間ぐらいで満開になりますから。その間、別の場所の桜撮影にも行っていました。山間部にある薄墨桜は平地と比較して開花は遅いのですが、やっと開花したとの連絡をもらった。あと5日ほどしたら岐阜へ行く心づもりでしたが『今日、明日に来てもらわないと満開が終わってしまいます』と言われ、大慌てでした」(Nカメラマン)
観光協会の説明によると、前日にNHKが夜桜の撮影準備のため、小さなライトを枝々に這わせた。そのライトの熱によって、次々に花が咲き始めたのだった。
「日没後にようやく到着したんですが、確かに薄墨桜の枝には細いコードが無数に巻いてあり、ライトアップされて幻想的な雰囲気になっていました。一方で、自然であるはずの満開を人為的に『演出』する行為はどうなのか、とも疑問に感じましたね」(Nカメラマン)
場合によっては「NHKが天然記念物の満開を誘発」と騒がれそうな一件だったのだ。
アサ芸チョイス
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