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若手女子アナとして、地方テレビ局で働く多香子(仮名)。新人時代に賞を受賞するなど実力派だが、病弱なこともあって、一時は女子アナをクビになりかけた。
「私が受験した時は、コロナ禍が最も酷かった時期と被ってしまいました。そのため、大半はリモート選考になり、現地に足を運ばずして、あっという間に選考が進みました。最終一歩手前からは、さすがに現地での対面選考に切り替わりましたが、その分、私も緊張して試験に臨みましたね」
晴れて女子アナになってから、病弱さが会社の知るところとなる。それからは、なかなか取材に出向くことがなくなった。一時はフリーになるか、あるいは実家に帰って静養することも考えていたが、思いとどまった。
「幸いにも、いじめられたなどという環境ではなかったのが大きいですね。ただ…彼氏を作ったりは後回しになったかな。そもそも地方って、同世代の男性が極端に少ない(笑)。だからもし交際しても、すぐ筒抜けになるんです。息抜きは自宅での晩酌。夜のアレは…1人で我慢してますよ」
コロナ禍が明けた今年、多香子には新たな目標が生まれた。
「全国ネットの情報番組の『代理アシスタント』に呼ばれることですね。『ミヤネ屋』なんかは定期的にやっていて、そこからフリー転身の足掛かりをつかんで転身した人もいますよね。アレ、狙っています」
爽やかさの中にも、したたかさはしっかり持ち併せていたのである。
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