政治
Posted on 2023年05月01日 17:57

河野コオロギ太郎が「コオロギ食推進はフェイクニュース」のドタバタ否定騒動

2023年05月01日 17:57

 河野太郎消費者担当相が「コオロギ食推し」を否定した。4月29日のツイートで、次のよう主張したのだ。

「以前にもツイートしましたが、私も政府もコオロギ食の推進などしておりません。すべて悪意のあるフェイクニュースです」

 以前、乾燥コオロギのミックスナッツあえを試食して「美味しかった」と感想をもらしたことで「コオロギ太郎」と揶揄する言葉がトレンド入りしたことがあるため、打ち消しに躍起となったのである。

 河野氏は3月30日の衆院消費者問題特別委員会でも、

「陰謀論者がSNSでコオロギの話を随分拡散しているようで、かなりデッチ上げの投稿が多数見られている。私もそれに巻き込まれて随分、迷惑をしている」

 と語っている。

 ただ、河野氏はツイートで、次のようにも言っている。

「コオロギを将来、タンパク質として利用しようと頑張っている日本のスタートアップ企業があります。悪意のあるフェイクを広めることが、そうした努力に与えている影響も考えてください」

 否定しているのか推進しているのかわからないような河野氏の態度が、誤解を生む原因となっているようだ。

 河野氏はコオロギ食を市場に出すかどうかの評価基準作りには、消極的な姿勢を示している。質問者の山田勝彦氏(立憲民主党)は、

「漢方医学大辞典には、コオロギは微毒、妊婦は禁忌と記載があり、有毒であるために常用してのむものではないとされている。安全性への懸念があるにもかかわらず、なぜコオロギなどの昆虫食に対し、日本では表示義務がないのか」

 と疑問を投げかけた。河野氏は健康被害が確認されていないことを理由に、

「コオロギについて特に現行の原材料表示ルール以上の表示の義務付けを行う必要は、現時点ではない」

 と述べるにとどまっている。コオロギ議論はまだ続くのか。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク