芸能

北島三郎「弟子4人全員独立」までの「車イス生活」「競走馬問題」終活事情

「北島ファミリー『原田悠里』『山口ひろみ』『北山たけし』『大江裕』は、四月よりマネジメント業務を新しい会社に円満に移行いたしました」

 北島音楽事務所が4月28日に発表したのは、所属する4人の歌手のマネージメント契約を終了したというものだった。4人の移籍をめぐっては、今年2月15日に「予告」があったが、ようやく手続きが完了したことになる。

 北島音楽事務所は演歌界の大御所、北島三郎が創設した音楽プロダクション。これまで北島のもとからは、山本譲二や小金沢昇司、松原のぶえなどが「のれん分け」という形で独立していたが、今回の4人移籍によって、北島音楽事務所に所属する歌手は北島のみとなった。音楽関係者がいきさつを語る。

「頚椎症性脊髄症の手術や2019年の転倒事故もあって、近年は足腰が弱り、歩くことが困難になっていきました。結果、車イス生活を余儀なくされることに。北島は来年、米寿を迎えます。体力の問題も考慮した上で、事務所の社長を務める長男・竜氏と話し合い、マネージメント業務を終えることにしたようです」

 27年間にわたって北島がホスト役を担った歌番組「サブちゃんと歌仲間」(BSテレ東)も、3月末で終了している。これからは版権の管理が主な業務になるとされるが、

「所有する競走馬6頭の『移籍』も考えているようですが、これがなかなか引き取り手が見つからない。なにしろ預託料だけでそこそこの額になりますし…」(芸能関係者)

 一連の動きには、なにやら「終活」めいたものを感じざるをえないが、それでも北島は6月5日に新曲を発売することになっている。弟子たちを見送ってからの新たな活動に、改めて期待が寄せられるのである。

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