スポーツ
Posted on 2023年05月11日 09:58

ACL優勝・浦和レッズが「Jリーグのお荷物」時代に作り出した「赤っ恥連発」の暗黒史

2023年05月11日 09:58

 ACLチャンピオンズリーグで優勝し、アジアを代表するビッグクラブになった浦和レッズ。Jリーグ1の集客力を誇り、埼玉スタジアムの雰囲気は欧州のようだと評されることもある。

 そんなレッズも、Jリーグ創成期は「Jリーグのお荷物」と呼ばれる弱小チーム。サポーターが目を覆いたくなるような赤っ恥もののエピソードも少なくない。

 93年9月のヴェルディ川崎(当時)戦で武田修宏が決めたゴールは、浦和にとって「恥ずかしい記憶」として残っている。中盤でボールを受けたラモス瑠偉とビスマルクは、浦和の選手をあざ笑うかのように浮き球のパスを繰り返すと、ピッチにボールを落とすことなくゴール前へ。それを受けた武田がゴール。まるで大人と子供がサッカーをしているかのような内容だった。

 これはJリーグを代表する名ゴールシーンとして、今も映像が流されることがあり、そのたびに浦和のサポーターは嫌な思いをするという。

 99年、J2降格が決まった試合でも、黒歴史が生まれた。

「J1最終節で浦和とアビスパ福岡、そしてジェフ市原(当時)の3チームが残留を巡って争いました。浦和は広島との試合を90分で勝てば残留できたのですが、ゴールを決められず、0-0のまま延長戦へ。この時点で浦和の降格が決まりました。延長後半1分、福田正博がVゴールを決めると、J1残留と勘違いしたディフェンダーの池田学が笑顔で福田に抱きつきました。あの時、スタジアムにいた全員が『ロボ(池田の愛称)は何やってるんだ。バカなのか』と思ったはず。ただでさえJ2降格で落ち込んでいたところに、池田の振る舞いは傷に塩を塗り込んだも同然でした」(サッカー誌記者)

「山田暢久が受けた屈辱のスローイン講座」という事件もあった。スタジアムで見ていたスポーツライターが、その場面を振り返る。

「山田はサイドの選手なのでスローインをすることが多かったのですが、どうにも下手で、何度もファウルスローを繰り返した。すると呆れた審判がその場で、スローインのやり方を指導したんです。プロのサッカー選手が試合中に大観衆の前で、スローインのやり方を教えてもらう様は、なんとも情けないものがありましたね」

 一番の赤っ恥事件とされるのは、93年6月の鹿島アントラーズとの試合だろう。鹿島のホームで行われたこの一戦、浦和は開始わずか2分後に福田正博のゴールで先制する。待望の勝利に向けていいスタートを切ったはずだったが、

「鹿島からゴールを奪ってよほど嬉しかったのか、チーム全員で大喜び。祝福は通常より長く続きました。すると鹿島が素早くキックオフし、浦和のスキをついて黒崎比差支が同点弾を叩き込みました。結局、浦和は1-3で敗れていますが、負けたことよりゴールを決めて喜びすぎたことの方が痛かった。このゴールもJリーグの名場面として振り返られることが多く、浦和サポータにしてみれば、そっとしておいてほしいという思いでいっぱいです」(前出・サッカー誌記者)

 こんな黒歴史を乗り越えて、3度のACL優勝を果たした浦和。赤面ものの失態も、ムダではなかったということか。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク