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記事全文を読む→日本名輪会・山口健治「江戸鷹の目診断」スタミナ抜群の新山が逃げ切る!
「宇都宮記念」◎新山響平/○眞杉匠/▲松浦悠士/△佐藤慎太郎/平原康多/大塚健一郎/岩津裕介/浅井康太/神山拓弥/長島大介/坂井洋/佐々木悠葵
たとえ叩き合いになっても、お互いに一歩も引かないのは、徹底先行選手の矜持でもある。
「宇都宮記念」(5月18日【木】~21日【日】)は、機動型がズラリとそろう地元勢が断然の陣容を誇る。ただし、SS班のうち2人は平塚ダービーのファイナリスト。最終日の最終レースは壮絶な叩き合いになりそうだ。
ダービーは決勝戦6着だったが、同型を完封する先行劇を連発した新山響平を本命に推す。その後位は何度傷ついても蘇る不死鳥の佐藤慎太郎。新山がスタミナ抜群の脚力で逃げ切る。
対抗は眞杉匠。ここはダービー準決勝で一蹴された新山に、その借りを返す絶好のチャンス。坂井洋─長島大介─神山拓弥の先頭で一歩も引くつもりはない。
あとは先行ラインの分断策がある松浦悠士と、差し脚鋭いダービー3着の佐藤慎を警戒したい。
姿を現すだけでファンから熱い声援を浴びるのが、GI最多16勝でグランドスラマーの神山雄一郎だ。通算900勝にあと1勝で足踏みしているが、宇都宮は93年のオールスターでGI初優勝を飾ったホームバンク。私が現役の頃、何度も戦った55歳のレジェンドだけに、万感の思いを込めて応援したい。
神山雄には及ばないものの、大塚健一郎にも注目している。落車負傷が重なり一時は低迷していた。劣勢の九州勢から同県の後輩、阿部将大が勝ち上がれば見せ場は作る。
【大穴この1車】
大川龍二(広島・91期)。
GI初出場だったダービー(〈7〉〈1〉〈1〉〈8〉〈6〉)の2走目まで、今年は万車券を5本演出しているが、意外にも2戦ずつ車券に絡んだ記念はおとなしい配当だった。ただし、準優勝と大健闘した昨年12月の伊東記念(〈1〉〈3〉〈3〉〈2〉)では、初日2万円超、準決勝1万円超、最終日は12万超と高配当を量産した。まだ全国区ではない。波乱の主役に2度なってもおかしくはない。
【狙い目の伏兵3人】
橋本瑠偉(栃木・113期)は、宇都宮軍団の先陣を切る自在型。持ち味は快勝か大敗、もちろん1着で流したい。
ホームの大宮と同じ500走路で、山田雄大(埼玉・117期)が躍動する。3月玉野記念(〈1〉〈8〉〈1〉〈1〉)は成長したからこそ。予選を突破すれば勢いに乗る。
橋本壮史(茨城・119期)は、GIII久留米(〈1〉〈1〉〈3〉〈1〉)でグレード戦初出走初優勝の離れ業を演じた。まだその力は未知数。ここをさらなる飛躍のきっかけにできるか、だ。
山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
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