エンタメ

「なんでも鑑定団」で流れる「一、十、百、千、万…」の声が聞こえてくる「ねこ鑑定」って!?

 私のカプセルトイ好きは今に始まったことではなく、100円で3体入っていた「キン肉マン」消しゴム=通称「キン消し」はもちろん、さらにそれより昔の、10円玉を2枚重ねてハンドルを回すとウルトラマンや怪獣が1体入ってるものや、スーパーカーが入ってるものなども集めていました。それらのコレクションは、お中元でいただいたヨックモックのシガールの缶なんかに、大切に入れていたものです。ただ、そうやって大事にしまっていたはずの宝物たちは、いつの間にやら母親に処分されていました。

 カプセルトイだけではありません。私の趣味は幼い頃から多岐にわたっていたので、ビックリマンチョコのシールや、超合金ロボット、リカちゃん人形、さらにはファミコンが誕生する以前の「電子ゲーム」なども、かなりの数を持っていました。しかし、それらも全て、私が実家を出た後に、なんの相談もなく捨てられてしまいました。

 中野ブロードウェイなどに行くと、そういった「懐かしのおもちゃ」を扱っているお店に並ぶ商品を見ては「あれ持ってた。あ、あれもあった」となるのですが、値札を見て驚き! 「○万円」なんてものはザラで、中には「○十万円」なんてものまであります。

 そういった宝物を見ては「今でも全部残っていれば、相当な資産になったのに! オカンめ!」と、改めて悲しみと怒りに打ち震えるのです。

 とはいえ、昔の人からすると、子供のおもちゃが「宝物」になるなんて、思いもしなかったのでしょう。

 おそらくこうした風潮が生まれた大きな理由のひとつに、あの長寿番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)があるのは間違いないと思います。嗚呼、あの宝物がちゃんと手元に残っていたら一度、鑑定をしてもらいたかった…。

 さて、そんな私を慰めるためか(はたまた逆ナデするためか)、「開運!なんでも鑑定団 サウンド鑑定ねこ」なるカプセルトイが発売されました(バンダイ、1回500円)。

 ラインナップは(写真上段左から)【1】鑑定中 ねこ、【2】鑑定額 億、(写真下段左から)【3】鑑定額 千万、【4】鑑定額 百万…という4種です。

 それぞれ背面のボタンを押すと、【1】は依頼品鑑定中に流れるあの音楽が、【2】~【4】は鑑定額が掲示板に表示される際の「一、十、百、千、万…」という声が、それぞれの額ごとに聞こえます。

 ちなみに、あの鑑定中の音楽は、本間勇輔作曲の「サスペンス・タッチ!?」(!?までが曲名)という楽曲です。「鑑定団」のために書き下ろしたのではなく、元は1987年10月4日から1988年10月2日まで放送されたアニメ「のらくろクン」で使われていたのだそうです。そういえば、その「のらくろクン」のぬいぐるみも持っていたなぁ。ええ、ご多分に漏れず、捨てられていましたが…。

(カプセルタロウ)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた
2
やす子に異変!最大のストレス発散法「貯金額を見る」で大いに問題になること
3
【悲願構想】巨人「築地ドーム球場建設」2034年に本拠地移転でついに「松井秀喜監督」を誕生させる
4
テレビ朝日・斎藤ちはるアナ「ラグビー姫野和樹とお泊まり交際」に局内大歓迎の理由
5
佐々木朗希・佐藤輝明・堂林翔太の「欠陥プロ野球カード」に「マニア大量購入⇒高額転売」のウハウハ