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「誰なの?めちゃ上手い!」ルメールが絶賛した2年目・佐々木大輔騎手の「覚醒」ウラ

 デビュー2年目の佐々木大輔騎手(19)が函館競馬で18勝を挙げ、開催リーディングを独走中だ。これまで函館の開催リーディング最年少騎手は1985年の中舘英二氏(当時20歳)だったが、それを更新すること間違いなし。昨年が年間9勝だったことを思うと驚きだ。いったい、何があったのか。

 簡単に言うと、反骨精神とスタート技術の向上がもたらしたものだ。一つは今村聖奈騎手や角田大河騎手の華々しい活躍を見て負けてなるものかと思ったこと、二つ目は西村淳也騎手の馬への接し方を参考にしてスタートの一歩目が決まるようになったこと。

 ただ、デビュー時から光るものを持っていたのも事実。例えばルメールは、佐々木騎手のデビュー間もない頃のレース映像を見て、「この子、誰なの? メチャうまい」と言ったのは有名な話だ。

 トラックマンが語る。

「佐々木は父親が美浦の調教助手で、トレセン育ち。小学生時代から乗馬クラブに通っていたので、馬に乗り慣れている。だから馬を御すのはもともと巧み。ポジション取りがうまいし、騎乗馬のことをよく調べて位置取りを変えたりもしている。とにかく研究熱心だ。厩舎やエージェントにもう少し力があったら、もっと早くブレイクしたと思う」

 成績が上がるにつれ、美浦だけでなく栗東の有力厩舎からも騎乗を依頼されるようになった。馬質が上がっているのだから、勝ち星が増えていくのも当然だろう。

 ちなみに、土曜の函館2歳ステークス(GIII)にはお手馬が3頭いて、その中からクールベイビーを選んでいる。人気はあまりないが、新馬の勝ち方は良かったのでマークしておきたい。

 ともあれ、真価が問われるのは見習い騎手を卒業してから。いまは2キロ減の減量特典があるが、通算51勝になるとそれが1キロ減になり、100勝すると特典がなくなってしまう。その時に当たり前のように勝ち星を増産することができれば、競馬界を背負って立つような騎手になれるだろう。

(競馬ライター・兜志郎)

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