スポーツ

ラミレスの「筒香嘉智は速球が苦手」発言を覆すヤクルト・村上宗隆の「覚醒例」

 プロ野球DeNAの前監督、アレックス・ラミレス氏が元巨人・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】」に出演し、筒香嘉智がメジャーで苦戦している理由を激白していた。

 ラミレス氏曰く、

「彼は150キロ以上の球を打つのが苦手です」

 とバッサリ。そのことはラミレス氏が監督時代にも本人と話し合っていたといい、

「メジャーで成功するのは難しい。なぜなら皆が速い球を投げるから」

 と語った。さらに日本でプレーするのであればパ・リーグではなくセ・リーグがいいとして、セの投手は球が速くないことから、筒香でも合わせることができると分析している。

 レンジャーズから米独立リーグへと移り、先ごろジャイアンツとマイナー契約を結んだ筒香は、メジャー挑戦前年の22年も打率1割台と、確かに速球に弱い。ファンもそのことは充分承知しており、筒香がメジャー行きを表明したときは心配する声が上がっていた。そのためラミレス氏の分析も一見的を射ているようにも見えるが、実は例外もある。

 スポーツライターが語る。

「実はヤクルトの村上宗隆は、2018年から21年のデータで150キロを超えるストレートに対して打率1割4分1厘、長打率は3割1分5厘と苦手にしていました。球速が上がるほど打率が低下するのは当然なのですが、21年のNPB平均の150キロ以上のストレートに対する打率は2割3分1厘で長打率は3割5分5厘ですから、いずれも大幅に下回っている。それが22年には3割6分5厘、長打率は8割以上に跳ね上がり、ご存じのように3冠王を獲得した。筒香の場合は年齢的な問題もありますが、ストレートに弱いというより対応力の無さが問題とも言えるでしょう」

 とはいえ、まだ克服の余地はあるということ。メジャーで豪快な一発を期待したいところだ。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策