芸能

田畑智子「カボチャ料理と自殺未遂騒動」スーパー店員の証言/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

 これは自殺未遂か!? 2015年11月5日、フジテレビの夕方のニュースが、そんな一報を伝えたのは、田畑智子についてだった。2000年のNHK朝ドラ「私の青空」でヒロインを務めた、あの女優だ。その場所が、当時交際中だった岡田義徳(現在の夫)が住む世田谷区内のマンションだったことで、かつて近藤真彦のマンションで自殺を図った中森明菜の一件を彷彿させた。

 マスコミは色めきたち、さっそく筆者も現場となった3階建て高級賃貸マンションに直行。救急車への搬入シーンを目撃したマンションの住人に、話を聞くことができた。

「朝、エントランスの前に救急車が止まっていて、見るとほかにもパトカーと自転車で駆け付けた警察官が数人いて。しばらくすると、毛布にくるまれた女性が隊員に抱きかかえられるようにして出てきて、救急車に乗せられていったんです。でも有名な女優さんだとは気付きませんでしたね」

 殺到する報道陣に対し、田畑の所属事務所は交際の事実を認めたものの、

「同棲はしていません。当日は地方ロケに出かける岡田さんの弁当を作りに行って、料理中にカボチャを切ろうとして、誤って手首を切っただけです」

 岡田の所属事務所も、

「軽傷だったため、田畑さん自身が消防に連絡し、岡田は救急車に付き添って病院に行った後、無事が確認できたため、午後からロケに出かけました」

 とはいえ、単純にケガだけならなにも警察を呼ぶことはなく、救急車だけでいいのでは、と思われたのだが…。

 そんな田畑が騒動後、横浜市内のスタジオでドラマ収録前に囲み会見を開いたのは、11月14日、夜8時前のことだ。彼女の説明では、カボチャはスープにしようとしていたが、

「調理中に手元が狂ってしまって。(切った)15分から20分後に岡田さんが帰宅し、119番してくれたんです。タオルを渡されたんですが、血がたくさん出てうろたえていたので、搬送時のことは覚えていません。岡田さんには助けてもらったと思っています」

「岡田との関係は深まったか」との質問には「分からないです」と苦笑いを浮かべたものの、会見は5分ほどで終了。結局、真相はわからないまま時は、流れた。

 そして騒動から3年後の2018年元日、2人がめでたく入籍したとのニュースが報じられた。結婚のニュースを耳にしてふと、あの騒動の際、近所のスーパーの店員が筆者に漏らしたひと言を思い出した。

「青果店は別かもしれないけど、このあたりのスーパーでは、カボチャは全てカット済みですからね。おそらく1個ものを置いている店はないんじゃないかなぁ」

 はたして田畑はあの日、どんな料理を作ろうとしていたのか…。

(山川敦司)

1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

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