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記事全文を読む→掛布雅之 日本シリーズ敗戦で浮上した最重要課題(2)
打線以上に大きな課題を残したのが捕手です。シーズン中から固定できず、日本シリーズでもチグハグな起用となってしまいました。ベンチの考えにブレを生じさせたのが、3戦目の藤浪の暴投でした。1点ビハインドの4回一死二塁、細川を変化球で空振り三振に仕留めましたが、鶴岡がワンバウンドを止めることができませんでした。ボールが転々と転がる間に振り逃げを許すだけでなく、二塁走者の吉村に一気に本塁を陥れられたのです。
もともと鶴岡はワンバウンドの処理にウイークポイントがあると、首脳陣も認識していたはず。それを承知で、日本シリーズの主戦捕手として考えていたのです。ですが、4戦目の先発捕手は藤井でした。シーズン中に岩田と藤井のバッテリーは1度もありませんでした。鶴岡のミスを恐れての消去法の起用だったのです。もう一人のベンチ入り捕手の梅野は何度も岩田と組んでいましたが、使う勇気がなかったということでしょう。
このルーキーの梅野に対する起用も残念でなりません。今シーズンの主戦捕手は誰かといえば梅野です。来季以降も見据えて6月以降、我慢しながらスタメンで使っていました。あれだけシーズンの厳しいところで使ったのであれば、CS、日本シリーズも梅野で勝負するべきだったのではないでしょうか。若さが怖いのなら、試合終盤の途中出場より、スタメンで使うべきでしょう。その気がないのなら、シーズン開幕捕手の清水を入れておくほうが使い勝手がよかったはずです。ベンチに置いておくだけでは「来季への経験」など積めません。
結局、1年の最後を託したのは藤井でした。今季は7月後半に右肘痛で抹消されたあと、状態がよくなってからも二軍に置き、9月23日にようやく再登録。少なくとも正捕手としては考えていなかったベテランに頼らざるをえなかったのです。来季の正捕手はどうするのか。チームの大きな懸案事項です。
西岡の起用も、鶴岡と同じで中途半端な形となってしまいました。右肘に爆弾を抱えたままの三塁の守備で3戦目に失点を伴う野選を犯すと、次戦からはDHとなりました。西岡も来季はどこを守らせるのか。シーズン終盤は復調した福留も、はたして開幕から活躍してくれるのか。後半失速した上本、大和も心配の種です。
負けるべくして負けた日本シリーズ。不安ばかりが大きくなります。あえてプラス材料を探すなら、強いと錯覚したまま、来季を迎えなくて済むということでしょう。
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