エンタメ
Posted on 2014年11月22日 09:52

「百目釣りドル“ふくだあかり”の絶好釣フィッシングライフ」 -エリアフィッシングで狙うビッグトラウト-

2014年11月22日 09:52

20141127u

ふくだあかり 「1年で魚を100種類釣る」を達成。海から淡水まで何でもござれのオールラウンダー。テレビ「フィッシング倶楽部」(テレ玉)や管理釣り場のルアー専門雑誌「アングリングファン」で「ふくだあかりのガチンコデータフィッシング」というコーナーを連載しています。一度読んでみてください。

 幼少の時、釣り堀でニジマスを釣った覚えがある人も多いのではないでしょうか。とても簡単に釣れてすごく楽しかった思い出が私にはあります。今回紹介するのは、釣り堀に似た「エリアフィッシング」。いわゆる管理釣り場の釣りです。

 これは自然の状態に手を加えた釣り場で、渓流を区切ったものや、住宅地の中のため池を使ったものなど、土地や水の状態に合わせていろいろなタイプがあります。主にマス類が放流されているんですが、魚の種類・サイズはさまざま。ニジマスをはじめとして、ドナルドソンやブラウントラウト、ブルックトラウトなどが放流されています。80センチオーバーの大型魚も珍しくありません。漫画「釣りキチ三平」に出てくる伝説のイトウが放流されている施設もあるんですよ。

 そして、最大の特徴は餌釣りではなく、ルアー、もしくはフライで狙うということです。

 管理釣り場は魚を放流しているとはいえ、なかなか手ごわく、釣れるパターンはさまざまなんです。というより、同じ釣り場でも天気によって変わりますし、午前中に釣れたパターンが午後には役に立たないなんてこともあるぐらい。攻略していくのが最高におもしろくて、初めての時以来、どっぷりハマっているというワケです。

 木枯らし1号が吹き、気温もぐっと下がって寒くてツラい時期になりましたが、トラウトはこれからがシーズンイン! トラウトの適水温は10~15度とされていて、寒くなってくる今が釣れ頃なんです。

 そんな中、栃木県の鬼怒川フィッシングエリアに行ってきました。連日の大にぎわいで、平日にもかかわらずオープンの1時間前からお客さんが待っているほど。売りの一つは、栃木で独自に開発されたヤシオマスと呼ばれる魚。またスチールヘッドと呼ばれるニジマスとドナルドソンを掛け合わせた「ドナスチ」という名の魚が放流されていて、しかもそのサイズが平均して50センチ、大きいものだと80センチにもなるんですから驚きです。

 エリアフィッシングでそんなビッグな魚を釣るためのポイントを教えましょう。それは「朝一番に狙うこと」です。常連客はそれを知っているので、オープン前から並んでいるんですね。朝イチは魚の活性も高く、第一投からヒットする可能性があるので気を引き締めていきましょう。誰よりも先にルアーを魚に見せるのがコツ。ちょっと重めの派手なアピールカラーをしたスプーンを遠投して、表層付近を早めにリトリーブします。すると、さっそくコツンと小さいアタリ。それをタイミングよくアワセれば、アタリの小ささからは想像もできないような魚がヒット! ロッドが小気味よく曲がって、魚は右へ左へと抵抗します。ドラグ音が鳴り響き、やっと手前まで寄せたと思ったら、もう一度走り出してトルクのある引きが。それをかわすと、大きめサイズのラバーネットが頼りなく見える立派な魚体が上がってきます。重量感あふれるでっぷり太ったドナスチが釣れました。

 このパターンで釣れるかと思いきや、この日は外気温が急に下がり、表面の水温も下がったため、どうも食い気が落ちているようですぐに食い渋りが。そんな時はちょっとレンジを下げてみるといいでしょう。

 しかし、そのパターンもすぐに食わなくなったので、場所、ルアー、リトリーブスピードを変えながら釣っていきます。こうして午前中だけで6匹をゲット! そのうちの4匹が50センチ前後のナイスサイズだったんだから最高です♪

 この日はこれでも釣れないほう。これから外気温と水温が安定してきたら、さらに釣れることもあるからたまらないんです。

 わずかな時間の中でもパターンがどんどん変化して、試行錯誤をしながら釣っていくエリアフィッシング。この魅力を知ってしまったら、もうヤメられません。

 全国にはたくさんの管理釣り場があるので、これからいろんな場所を紹介していきます。ぜひ、皆さんもトライしてみてください♪

──「漁亭あかり」の釣り魚クッキング《トラウトの和風ミルクパスタ》──

しっかりした養魚場で育てられたトラウトは、「トラウトサーモン」として市場に出回るぐらいとってもおいしいお魚。身のでっぷりとした魚が釣れたら、ぜひ持ち帰ってみてください。これは鮭なの!? と思うほどです。今回はそのトラウトを使ったパスタ料理を作ってみましょう。生クリームではなく、牛乳を使ってあっさりとした和風のミルクパスタ。トラウトのうまみがパスタと絡んで絶品です。

【作り方】(1)塩を入れたたっぷりのお湯でパスタをゆでる。(2)フライパンにバターとニンニクを入れて火を通し、適度な大きさに切って塩こしょうしたトラウトを炒める。(3)トラウトにある程度火が通ったら、ホウレンソウの茎の部分としめじを足して炒め、牛乳とコンソメ、粉チーズを入れて一瞬煮立たせる。(4)ゆで上がったパスタとホウレンソウの残りをフライパンに入れ、さっと絡めて醤油で味を調える。(5)お皿に盛って、刻み海苔を乗せれば完成!

 簡単でしかもとってもおいしいので、ランチメニューにいかがですか♪

【材料】トラウト ホウレンソウ:半束 しめじ:ひとつかみ パスタ:1人前 牛乳:50cc コンソメ:ひとかけら 塩:適量 バター:適量 醤油:適量 粉チーズ:適量 刻み海苔:ひとつまみ ニンニク:1片

──今回お世話になったのは──

鬼怒川フィッシングエリア でっかいトラウトが釣れることで人気のエリア 〒329-1105 栃木県宇都宮市中岡本町835 鬼怒川フィッシングエリア電話:028・623・1389 レンタルタックル:あり

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク