スポーツ

阪神「暗黒時代」桧山進次郎が清原和博と一塁上で交わしていた「慰め合い」

 今季18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に輝いた阪神。11月14日には岡田彰布監督が正力松太郎賞受賞が決定、23日には大阪と神戸でオリックスとの合同優勝パレードが行われるなど明るい話題が続くが、1980年代後半から2001年までは成績が低迷し「暗黒時代」と呼ばれている。

「85年にリーグ優勝、日本一になったあと、86年は3位だったものの、その後は91年まで最下位争いばかり。92年は2位で復活しかけたものの、以降は2004年までBクラスが続き、1987年の吉田義男監督最終年から2002年の星野仙一監督の1年目までで最下位は計10度。まさにダメ虎の時代でした」(野球ライター)

 そんな暗黒時代について阪神OBの桧山進次郎氏が17日に公開された上原浩治氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演し、語っていた。

 桧山氏が1992年に入団後、2013年の引退までの間では6度最下位だった阪神を、桧山氏は「だいたいカープと裏天王山をやってましたね」と回想。

 シーズン当初こそ観客は来るが、だいたい開幕から連敗で、5、6月から閑古鳥が鳴き出したといい、「静かなところでお酒を飲んでお客さんのヤジが聞こえてくる。『金返せ!』とか、ネットをよじ登るおっちゃんが出てきたり」と振り返った。

「当時、阪神は『たけし軍団、PL学園より弱い』などと言われていた話がありましたが、桧山氏は『ホントホント』と認めていましたね。桧山氏の入団前、ファン感謝デーのイベントで、たけし軍団と試合をして負けたのが話題になり、その頃のPL学園はK・K(清原和博・桑田真澄)コンビで常勝チームだったことからそう言われるようになったそうです」(前出・野球ライター)

 また、暗黒時代は新庄(剛志)、桧山で3、4番だったが、「連続三振して2人で三振王を競い合ってた」そうで、巨人・清原も三振が多く、巨人戦ではヒットを打つと一塁ベース上で一塁手の清原と慰め合っていたという。

 こんな時代を経て18年ぶりのリーグ優勝。ファンも熱狂するはずだ。

(鈴木十朗)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
都はるみ「引退⇒復帰⇒活動停止」そして矢崎滋と東北ビジネスホテル暮らし/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
2
岩城滉一「舘ひろしと昔はほぼ毎日一緒にいた」/テリー伊藤対談(3)
3
前園真聖マヌケ大失態!RX-7を買って運転免許合宿に行ったらひとり取り残された
4
挫折の末に大谷翔平の妻になった「バスケ元日本代表」真美子夫人のアスリート人生
5
藤浪晋太郎と井川慶「メジャーリーグで大失敗」がもたらす「阪神出身投手はダメ」の烙印