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記事全文を読む→一部「撮り鉄」が震災でザワつく「迂回貨物」への不謹慎な淡い期待
元日に発生した能登半島地震の被害の全貌が次第に明らかになるなか、一部の撮り鉄が「貨物列車」に注目していたという。鉄道ライターが説明する。
「地震の影響により特別に運行される貨物列車です。線路が通れなくなることでいつもと違う線路を走る貨物列車を『迂回貨物』と呼ぶのですが、これを写真に収めたいんですよ。機を逃すと二度と撮れない可能性もあるので、運行情報を必死にチェックしていたんです」
震災で運行される迂回貨物を待っているとは、なんとも不謹慎な話。撮り鉄もそんな世間の目があることはわかっているが、それでも普段見られない列車を撮りたいという気持ちは抑えられないのだとか。そのきっかけとなったのが2011年の東日本大震災だという。
「郡山駅の南にある線路が不通となり、東北地方への貨物列車が運行できなくなりました。その中にはガソリンを東北に運ぶ貨物もあって、被災地に燃料を送ることができなくなってしまったんです。そこで東京から上越線を通って新潟へ運び、新潟から磐越西線を通って郡山へ、そして北へ向かう迂回ルートが使われました。この迂回貨物(写真)は大きな『ネタ』になったんです」(前出・鉄道ライター)
その貨物はこんな理由でネタ化したとか。
「磐越西線は一部が非電化なので、電気機関車は使えません。そこで『DD51』という撮り鉄に人気のディーゼル機関車が牽引しました。しかも、少しでも多くのガソリンを運ぶため、2両で牽引する『重連』になったんです。それが今では貨物列車が走っていない磐越西線を走る。麻雀でいうなら『数え役満』のような状態です。日本中から撮り鉄が集まり、中には仕事を辞めてきたという人もいました」(前出・鉄道ライター)
18年には西日本豪雨の影響で山陽本線が一部普通になり迂回貨物が運行され、これにも撮り鉄が集結した。ただ、能登半島地震では氷見線と新湊線の高岡駅と高岡貨物駅の間で運転が中止されたが、迂回貨物は運行されなかった。今回は撮り鉄が能登半島に集結する心配はなさそうだ
(海野久泰)
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