芸能

アサ芸有名人が語る「高倉健と菅原文太」のココに惚れ込んだ!(1)

20141225cd1st

「オレは高倉健派」「いや、菅原文太派だ」──。2大名優の立て続けの訃報にファンたちはそれぞれの思いを胸にしていることだろう。そこで、2人と接点もあり、アサヒ芸能ともなじみの深い「アサ芸有名人」たちに2人の魅力を徹底比較してもらった。

 作家の安部譲二氏は「俳優としてではなく、男として2人に魅かれた」と語る。

「おふくろが死んだ翌月の祥月命日のこと。健さんからね、お線香が送られてきたんですよ。びっくりしました。うれしかったですよ。亡くなって意気消沈しているところでしょ。ちょっとした気遣いなんですけど、それが何年も続きました」

 とはいえ、個人的につきあいがあったのは文太のほうだった。1967~68年頃。安部氏は日本航空を退職し、所属していた安藤組も解散。精神的支柱を失い気持ちが沈みかけていた。

「当時、北青山にレストランをオープンして、店ではライスカレーとハヤシライスとピラフをランチタイムに150円で出していた。そしたら、まだ売れる前の文太が腹をすかせて毎日食べに来たんだ。コックもボーイも彼の大ファンで、『代金はカネがある時にしてくれ』という彼の言葉に来るたびにツケにしていて、その伝票が屏風一面に貼れるくらいたまってしまった。『仁義なき戦い』がヒットし、文太がカネを払うと言ったけど、もうダメ。伝票を捨ててしまったと言ったんです」

 ボクシングの元世界王者・ガッツ石松氏は高倉健と菅原文太は電池の「+」と「-」だとして、こう評する。

「どっちが欠けても電気はつかない。それと同じように、どちらがいなくても青春を謳歌できない。健さんは男の中の男。男の生き様や義理人情を描いた作品が折からの高度成長期を背景にしてヒットした。道は違うが、ボクは健さんに憧れていたので、チャンピオンになって一緒に飯を食い、ドラマを作って、人間的なものを再確認した」

 文太とは父権を復活させたいと「雷おやじの会」を一緒に発足させた。

「母親任せにしていた子供の教育にも関心を持って、父親の存在価値を認めさせようという試みでした。会長が文太さんでボクは副会長。長らく、濃いつきあいをさせてもらってきたよ」(ガッツ氏)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」