スポーツ

日本人メジャー13人 2024シーズン「天国と地獄」大展望(2)6人ローテが山本由伸に追い風

 一方、同僚の山本由伸は初登板で初回5失点の炎上デビューとなり、チーム内外に動揺が走った。

「とはいえ、今は首脳陣も『アジャストに時間がかかっているだけ』と、鷹揚に構えています。実際、韓国の球場のマウンドはメジャーに比べて何倍もすべりやすく、後続の投手も大量失点を喫したため、そこまで評価を下げる内容ではなかった」(スポーツ紙デスク)

 友成氏も、山本がここから持ち直す要因はいくつもある、と分析する。

「1つは打撃陣が優秀なこと。昨季は1試合平均5.7得点を挙げたので、山本の防御率が3.4台に持ち直せば15勝はできる。3.2台まで下げれば、17勝も可能でしょう。もう1つは、来年、大谷が投手復帰すれば6人ローテが必須なので、エースのカーショー(36)が故障から戻り次第、先発が現行の5人から6人ローテに変わることです」

 結果、山本の負担も軽減するわけだ。日本のエースの復調を待ちたい。

 ドジャースと開幕戦を戦ったパドレスは、ダルビッシュ有がすでに開幕から2戦で先発。

「年齢を考えれば上出来ですが、サイ・ヤング賞候補となった22年ほどの投球はさすがに期待薄です。ローテを1年守り切り、10勝すれば御の字でしょう。松井裕樹は1年目シーズンに面倒見のいい先輩と同じチームになれたことが最大の幸運。チーム事情的にも、中継ぎからクローザーに格上げされる可能性がある」(在米ライター)

 期待値の高さでは、昨年メジャーでのキャリアハイを記録した菊池雄星だ。球界関係者いわく、

「菊池は本当に、注目を浴びるのが苦手な性格。それで栗山英樹監督(62)直々の誘いも蹴って、WBCに不参加だった。唯一カナダ国内に本拠があるブルージェイズはメディアの注目も少なく、のびのび野球ができている」

 仮に去年同様に2ケタ勝利をマークすれば、来年以降「4年1億ドル」クラスの契約も見込めるという。

「代理人が悪名高きスコット・ボラスですから、最大限引き上げるでしょう。今の菊池はまさに、ニンジンを目の前にぶら下げられた競走馬。気合いが入るに違いない」(友成氏)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」
2
LE SSERAFIM・NATURE・NewJeansの「対立・活動終了・空中分解」…韓国ガールズグループに「騒動の連鎖」
3
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
4
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転
5
悶絶級の愛らしさ!「井桁弘恵」を全力応援したくなる「うまい・可愛い・見せる」魅力の宝庫