スポーツ

背泳ぎメダリスト・入江陵介「パリ五輪直前の引退」前に明かしていた「アナウンサーになりたい」

「ちょっとやり過ぎたね、って言いたいかなと思ってます」

 背泳ぎの第一人者として長らく日本代表を牽引してきた競泳の入江陵介が4月3日に現役引退を表明したが、その際、今の自分にどんな声をかけるかと問われて発した言葉だ。

 2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオ、2021年東京と4大会連続で五輪に出場。ロンドンでは男子200メートル背泳ぎ、男子400メートルメドレーリレーで銀メダル、男子100メートル背泳ぎで銅メダルを獲得。今夏開催されるパリ五輪を目指してきたが、出場した全選考対象種目において日本水泳連盟が定めた条件をクリアできず、5大会連続出場の夢は絶たれた。入江はこう語った。

「ここまでできたことの嬉しさもあるんですけど、もっと早く引退してたら違ったこともあったし、続けてたからこそ楽しかったこともあるし、すごく難しいんですけど…」

 2016年のリオ五輪では金メダルを期待されながら、どの種目も表彰台に上がることができず。大会後には「賞味期限切れなのかな」と漏らした。そこから奮起し、1年延期となった2021年の東京五輪に出場したのだから、お見事だ。

 一方で、2012年ロンドン五輪でメダリストとなった入江が、同年8月17日の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。「将来の夢はアナウンサー、スポーツキャスターになること」とし、MCの加藤浩次が「各局の人事部が動き始めました」と煽っていた。

 選手としてパリに旅立つ心づもりだった入江は、

「エッフェル塔を見てみたかったな」

 と寂し気に語ったが、キャスターとして、その願いは叶うかもしれない。

 記者会見の模様は、YouTubeチャンネル〈oricon〉で一部公開されている。

(所ひで/ユーチューブライター)

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