スポーツ
Posted on 2024年07月01日 17:58

サッカーW杯アジア最終予選「またコイツらか」豪州とサウジの「コワ~イ部分」

2024年07月01日 17:58

 2026北中米W杯アジア最終予選の組み合わせが決まった。日本はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組のグループCに入った。

 最終予選は各グループ上位2カ国が、W杯本大会への出場権を得る。3位、4位はアジアプレーオフに回る。

 日本にとっては、対戦相手の全てが苦手な中東勢となる、グループBに入らなかったのはラッキーだった。アジア杯で敗れたイラク、同準優勝ヨルダンの強豪がいるだけでなく、アウェーの長距離移動や時差という、試合以外の環境に気を遣うことになる。また、アジア杯連覇のカタール、各カテゴリーの強化で結果を出しているウズベキスタン、さらにポット3の力があるUAE(アラブ首長国連邦)が入るグループAも、日本にとっては嫌なグループだった。

 では、グループCはどうなのか。カタールW杯に出場したアジア代表6カ国(カタール、日本、韓国、イラン、オーストラリア、サウジアラビア)のうち3カ国が入ったのだから、厳しいグループといえる。ただ、本当に「死のグループ」と思っているのは、バーレーン、中国、インドネシアの3カ国ではないか。アジア枠が8.5に増えたとはいえ、W杯常連国と同組になったことで、なんとか4位に入ってプレーオフを戦わなければ、本大会には出場できないと思っているだろう。

 つまり、グループCは日本、オーストラリア、サウジアラビアの3カ国で、上位2カ国に与えられる最初の出場権を争うことになる。「死のグループ」というよりも「またか」という感じだ。なぜなら、日本とオーストラリアは今回で5大会連続、サウジアラビアとは3大会連続で同組となったからだ。

 オーストラリアはワントップに苦労している。いまだに町田ゼルビアでプレーする33歳のミッチェル・デュークに頼っているのだ。ところがここにきて、昨年11月に代表初招集された25歳のクシニ・イェンギを、先発で起用してきた。イングランド2部のポーツマスに所属し、アジア杯終了後のアジア2次予選4試合で4得点を決めている。188センチの長身イェンギが大化けすれば、怖い存在になる。

 日本にとって、しっかりボールを繋いでくるオーストラリアは、やりにくくはない。ただ、日本が苦手なセットプレーからの得点には気を付けたい。

 サウジアラビアも、中東勢の中ではボールを繋いでくるチーム。2034年W杯開催国に立候補しており、チーム強化している。ただ、アジア杯のグループリーグ最終戦、6月のアジア2次予選の最終戦と、いわば消化試合を落とすなど、安定感はイマイチ。それでもホームでは絶対的な強さを誇り、過去2大会の予選で、日本はサウジアラビアのホームゲームで2連敗している。

 日程を見ると、9月の2連戦はホームの中国戦に続き、アウェーでバーレーン戦をこなす。ここをしっかり2連勝で終えれば、最大のヤマ場といえる10月の2連戦が待っている。それが10月10日のアウェーでのサウジアラビア戦と、ホームで戦う10月15日のオーストラリア戦だ。

 この2連戦の結果で、ラクな最終予選になるか、最後までもつれ込むかが見えてくる。

(渡辺達也)

1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク