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Posted on 2024年07月25日 09:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「モズメイメイの変わり身十分」

2024年07月25日 09:56

 関東は今週から新潟に舞台が移る。その開幕週のメインは新潟のみで行われる特殊な重賞、アイビスサマーダッシュだ。コーナーのない、直線だけの芝1000メートルで争われる快速自慢による電撃戦である。

 今回はスプリント界の新顔が多く、名のある馬はウイングレイテストぐらい。といっても、直千競馬の経験はないだけに、どの馬が勝利をものにするのか興味は尽きない。と同時に、難解な競馬であることも、また確かだ。

 まずは過去のデータを見てみよう。

 今年で24回目と歴史は浅く、馬単が導入された第2回以降、これまでの22年間、その馬単での万馬券は7回(馬連は2回)。この間、1、2番人気馬は9勝(2着4回)、2番人気馬は3勝(2着5回)で1、2番人気馬によるワンツー決着は5回を数える。

 3年に1度のペースで馬単万馬券が飛び出しているように、中穴傾向の重賞と言っていいだろう。

 年齢的には他の重賞と同じく、生きのいい、充実ぶりを見せる4、5歳馬の活躍が目立っている。過去22年間で4歳馬が5勝(2着5回)、5歳馬は8勝(2着9回)という具合だ。

 そして、暑さに強い牝馬だ。年齢に関係なく15勝(2着15回)と、圧倒的な好成績を残している。

 特に3歳牝馬は要注意だ。3歳馬自体の出走は少ないものの、3勝(2着3回)を挙げており、すべてが牝馬。斤量の恩恵もあるのだが、出走してくるようなら軽視は禁物だ。

 さらに大事なのは枠順である。周知のように直千競馬は外枠を引いた馬が有利である。使用頻度が少なく、傷みの少ない外ラチ沿いの芝はスピードが乗り、走りやすいためだろう。

 ただこの重賞は開幕週に行われることで、近年は内枠に入った馬がそのまま内ラチ沿いを走るケースもある。が、馬券になったのは21年の3着馬バカラクイーン(1枠1番、14番人気)のみ。過去23回で1枠の馬は1頭も連対を果たしていないこともしっかりと頭に入れて、馬券を組み立てるべきだろう。

 もろもろ考慮したうえで期待を寄せたいのは、モズメイメイだ。

 前走の北九州記念は3カ月ぶりの実戦。減っていた体重も戻り、悪い雰囲気ではなかった。ただ、まだ少し体に緩さが残っていたせいだろう。珍しくスタートで後手を踏んで中団からの競馬になってしまった。

 短距離戦では致命的だったが、それでも前々での決着に終わった中、しまいしっかり押し上げて、勝ち馬とコンマ4秒差の3着と頑張った。手綱を取った国分恭騎手が「スタートがまともだったら‥‥」と、悔しがったのも当然だろう。

 その後は、ここを目標に調整され、いい感じに仕上がっている。音無調教師も「使われて明らかに良化していて、臨戦態勢はしっかり整っている」と、力を出せる状態にあることを強調しているほどだ。

 祖母インランジェリーは米GⅠスピンスターSの勝ち馬で、4代母フォーンチャッターは米2歳女王(BCジュヴェナイルフィリーズなどGⅠ2勝)。

 こうした血統背景に加えて、3歳時にはチューリップ賞、葵Sと重賞2勝を挙げているように実力も兼ね備えている馬。まだまだ活躍してよく、変わり身が見込める今回は、十分勝ち負けになっていいはずだ。良馬場条件に大きく狙ってみたい。

 一方のクイーンSも中穴傾向の重賞で、モズゴールドバレルを狙いたい。

 こちらも6代母が愛オークス勝ちという、なかなかの血統馬。前走の米子Sは11着に敗れたが、休み明けを一度使われて大幅な良化ぶりをみせている。力を要す洋芝も問題ないとみた。

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