社会
Posted on 2024年08月18日 09:58

長野電鉄「特急列車5割運休」で明らかになった地方ローカル鉄道の「想像を超える危機的状況」

2024年08月18日 09:58

 長野県の長野駅と湯田中駅を結ぶ長野電鉄が、特急列車の一部を運休すると発表した。期間は9月11日から12月10日まで。1日20本ある特急のうち、なんと半数の10本を運休。また「北信濃ワインバレー列車」などのイベント列車も、一部運休となる。

 地方ローカル鉄道は人員不足による一部列車の運休が続いており、福井鉄道、とさでん交通、伊予鉄道が列車の運休や減便を行った。千葉の小湊鐵道は6月に観光急行を減便し、7月には普通列車の一部運休に踏み切った。

 長野電鉄の運休によって、地方ローカル鉄道の人員不足問題が、より深刻であることが明らかになったと、鉄道ライターは指摘する。

「運休の原因が人員不足であることはわかっていますが、小湊鐵道はあくまで『人員不足』とだけ発表しており、運転士が足りないのか、それとも駅員なのか、あるいは車掌なのかが明らかになっていない。しかし、長野電鉄は『鉄道運転士の退職に伴う慢性的な人員不足』と、運転士不足をアナウンスしました。運転士を養成するには時間もお金もかかりますから、簡単に解決することはできません。人員不足はまだまだ続くことになるでしょう」

 長野電鉄は12月10日までと、運休は長期にわたる。小湊鐵道は9月30日までと短いが、状況により期間を延長する可能性があると告知している。これで済めばいいが、より長くなる可能性も考えられるのだ。

 地方ローカル鉄道ならではの特徴も運転士の確保を難しくしていると、先の鉄道ライターは言う。

「地方のローカル路線はワンマンで運行していることが多く、ドアの扱いや運賃の支払いにも対応しなければいけません。これが面倒なので地方ローカル線は避けたい、という運転士の声を聞きました」

 行政と協力するなどして、状況好転とはならないものか。

(海野久泰)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年10月27日 14:45

    「本格復帰に向けた観測気球を兼ねているのでしょう」こう話すのはさる芸能ジャーナリストだ。10月26日に開催された東京国際映画祭のレッドカーペット。雨が降りしきる会場で報道陣や観客の目をひと際引いたのが、女優の永野芽郁である。主演とプロデュー...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年10月29日 11:30

    今年のお笑い賞レースは10月17日に「キングオブコント」が終わり、あとは11月1日の「NHK新人お笑い大賞」、そして12月の「M-1グランプリ」を残すのみ。賞レース番組では審査員の採点、コメントが大きくクローズアップされるが、その責任の重さ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月29日 15:45

    前巨人2軍監督・桑田真澄氏の次男でタレントのMattから「性被害を受けた」として、一昨年から今年にかけて、警視庁に複数の被害届が提出されていたと「週刊文春」が報じている。それによると、1人目の被害者は今年1月、都内でMattと美容系インフル...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク