社会

台風の季節に備えてできること「気象病」になりやすい人と「逃れる準備」

 天気予報やワイドショーなどが煽りに煽った台風7号。8月16日に関東に最接近する恐れがあるとされたが、上陸することなく離れていった。甚大な被害を恐れ、水や食料、簡易トイレなどを備えていた人は数多くいたことだろう。

 一方で、「頭痛がする」「めまいがする」「体がだるい」「肩が凝る」などといった体調不良を訴える声が聞かれた。いわゆる気象病、天気病というやつだ。台風による気圧の低下を耳の奥の内耳が感知し、情報が脳へ送られ、自律神経が乱れることが気象病の原因だという。

 中には倦怠感や吐き気で寝込むほど、ひどい症状に悩まされる人も。気象が健康に影響を及ぼすと知られていない時代には「怠け病だ」などと言われて理解されず、辛い思いをしたケースは多かろう。しかし、近年は異常気象のせいで気象病を訴える人が増加傾向にあり、1000万人以上が不調に悩んでいるといわれる。

 台風の季節は、まさにこれから。気象病への備えもしておきたいが、どんなことができるのか。

 気象病を訴える人は、内耳が敏感な女性に多い。そのほか、冷暖房が効いた環境で長時間のデスクワークする人やスマホをいじる時間が長く、姿勢の悪い人も。これでは、たいていの現代人に当てはまるのでは…。

「自分は気象病だとの自覚がない人もいるでしょう。他人事だと思わず、各人が備えた方がいいと思います。内耳の血行をよくする耳のマッサージやウォーキングなどの運動、十分な睡眠などが効果的です」(メディカルライター)

 どれも取り組みやすいことばかり。こまめに整えて、気象の変化に耐えうる体を作っておきたい。

カテゴリー: 社会   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身