スポーツ
Posted on 2024年09月11日 17:58

堀内恒夫委員長の発言が…巨人・菅野智之が15勝しても沢村賞「該当者なし」になる「ある条件」

2024年09月11日 17:58

 巨人投手の通算勝利数で、ようやくあの江川卓に並んだのは、菅野智之だった。首位攻防戦となった9月10日の広島戦に先発登板すると、5回57球1安打無失点で14勝目を挙げた。

 わずか57球で、しかも被安打1にもかかわらず、回ってきた打席で代打・秋広優人を送られたのは、勝負に出た阿部慎之助監督の大きな決断によるものだったが、

「早めの継投は今後を踏まえての温存とみられましたが、関係者によると、熱中症の症状が出たからだといいます」(スポーツ紙デスク)

 昨年はキャリアワーストの4勝に終わり「限界説」が囁かれたが、今年は2018年以来の「15勝」が現実的になってきた。2018年は2回目の「沢村栄治賞」を受賞しており、3回目を期待する声が広がっている。

 では実際に、菅野が沢村賞を獲得する可能性はどれほどあるのか。今のところ有力視されるライバルは中日・高橋宏斗、阪神・才木浩人、DeNA・東克樹、ソフトバンク・モイネロらだが、どの選手も一長一短がある。

 沢村賞には選考基準として登板試合数、完投試合数、勝利数、勝率、投球回数、奪三振、防御率の7項目があり、どれも一定以上の数字が求められている。近年は投手の分業化が進んで完投試合数が減ったこともあり、「クオリティ・スタート(QS)」の達成率が補則項目として加えられた。この数字だけを見れば「95.7」の東がトップになる。

 過去10年の受賞者を振り返ってみると、2020年の中日・大野雄大の11勝を除き、全ての投手が15勝以上をマークした。今季は投高打低で、候補者のほとんどが防御率2.50以下をクリアする横並び状態。菅野があと1勝すれば、沢村賞に大きく近づくだろう。

 2019年には巨人・山口俊と日本ハム・有原航平が最終候補に残ったが、完投数は有原が1、山口は0。堀内恒夫委員長はQSを参考に入れているとしながら、

「でもこれを(選考基準に)入れるほどレベルを下げていって、完投なしでもいいとなると、沢村さんの名前に傷をつけてしまう」

 結局、1947年から続く長い歴史の中で、5度目の「該当者なし」となった。

 菅野のここまでの完投数は、わずか1。大本命であることには変わりはないが、場合によっては6度目の「該当者なし」となる可能性も…。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク