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阪神・藤川球児新監督に囁かれる「不吉なジンクス」と「危険なコーチ人脈」

 阪神の第36代監督・藤川球児氏に関し、ある「ジンクス」が囁かれている。まずは球界OBの話を聞こう。

「都市伝説に近いといえばそうかもしれないが、阪神で投手出身の監督が指揮を執って優勝したのは、藤本定義監督(1962年、1964年)と、2003年の星野仙一監督の2人。高卒でプロ入りし、阪神の監督になった人間では1938年春の石本秀一監督の一度だけです。阪神にとって投手出身や高卒という経歴はある意味、不吉なんですよ」

 阪神では長らく球団内には、ある種の「縛り」があるとされてきた。長年、関西のプロ野球を担当してきた遊軍記者が言う。

「親会社である阪神電鉄は、1部上場企業。球団はその傘下にあり、現場のトップたる監督にはそれなりの学歴が必要、という認識がありました。事実、高卒監督は驚くほど少ないですよ」

 外国人、あるいは外部から招聘された野村克也氏、代理監督から昇格した藤田平氏を除き、高卒出身者の監督は、2011年に退任した真弓明信氏が最後だ。阪神では高卒出身監督の成功体験が極端に少ないだけでなく、藤川新監督の場合、早くも組閣面での問題点が浮かび上がっている。前出の遊軍記者は、

「指導者として初心者の藤川監督を、誰がサポートするのか。かねてから指摘されていましたが、藤川人脈では人材がいない。現役時代の最後にブルペンで球を受けてもらっていた片山大樹ブルペン捕手を1軍コーチに昇格させる方針があるようですが、彼も指導者としての能力は未知数。単なる『話し相手』になる危険性がある」

 前出の球界OBも、次のように言って懸念をあらわにするのだ。

「真相は分からないが、岡田彰布監督の退任劇に首をかしげる球界関係者は多く、円満退団ではなかったという人もいる。38年ぶりに日本一に導いた監督がまだ、シーズン、CSを戦っている最中に退団を発表するなど前代未聞。得意のお家騒動の火ダネとして残らなければいいですが。来季、仮に結果を残せなかった場合、ファンの怒りは一斉に藤川監督に向かうことになるでしょう」

 阪神期待の生え抜き高卒監督の将来は、はたして順風満帆なのか。

(阿部勝彦)

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