スポーツ

【森保ジャパン】元日本代表2人がW分析「豪州と痛み分け」の原因は相手の守備とパワーの差

 10月15日に行われた2026年サッカー北中米W杯アジア最終予選の日本VSオーストラリア戦について、元日本代表の城彰二氏と福西崇史氏が、それぞれのYouTubeチャンネルで評価を行った。

 結果は1-1の引き分けだったが、日本が勝ち越せない理由はオーストラリアの守備にあったと、両氏は語る。まずは城氏の解説から。

「(オーストラリアは)守備的に両サイドを下げて5-4-1という形でブロックを作って、日本の進入を防ごうとしていた。この壁は厚くて崩しきれなかった。ボールを奪いに行くんですけども、デュエルのところで相手の体格に負けてしまったのも、うまくいかなかった原因」

 一報の福西氏も、オーストラリアの守備を高く評価した。

「オーストラリアの守備の上手さに手こずったな、という感じはします。オーストラリアはさすが力あるな、とは思いました。高さのある選手を揃えてきたということ、そしてブロックを組んで押し上げも含めて、待ち構えたというところはある」

 福西氏は同時に、日本の守備も称賛している。

「スリーバックの安定感は相変わらずあったなと思います。守備の切り替えはよかったし、カバーリングやパスカット、高さもあって跳ね返していた。こぼれ球も相手より早く行った場面は多々あった。3バックとボランチの安定感はしっかりできた」

 問題だったのは日本の攻撃面だと、城氏は次のように指摘した。

「守ってくるチームに対して、もう少し工夫が必要。質がパワーに押されてしまって、うまく発揮できなかった印象があります。パワープレーのチームに対して、どう工夫をするのかが今後の課題」

 戦い方に変化をつけるべきだったというのである。福西氏の見方はこうだ。

「クロスを上げても(相手DFに)高さがあるから弾かれる。上田もヘディングは強い方ですけど、さすがに苦労していましたし、こぼれ球を拾うところで相手も人数をかけてきたので、なかなか拾いきれなかった」

 こちらはフィジカルの強さと球際の激しさが足りなかった、とした。

 試合全体としては、引いて守る相手からオウンゴールとはいえ1点を奪い、引き分けに持ち込んだ点は高く評価したいと、両氏は言う。W杯出場に向けて多少もたついたものの、順調に進んでいると考えてよさそうだ。

(鈴木誠)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身