スポーツ

中畑DeNAが画策する「松井秀喜強奪計画」とは?

20150226h

 沖縄・宜野湾の横浜DeNAキャンプを盛り上げたのは、2月5日から3日間、「視察」名目で滞在した松井秀喜氏(40)。実はこれ、単なる視察ではなく、周到に仕組まれた「囲い込み工作」の一環だったのである。

 そもそもこの「オファー」を松井氏は何度も断ったが、「着信履歴を見てみないと(何回電話がかかってきたのか)わからない」というほど中畑清監督(61)からラブコールを受け、「視察」が実現。その中身といえば、中畑監督が4番と公言する筒香嘉智(23)への助言あり、マウンドで中畑監督との「直接対決」あり、フリー打撃披露ありと盛大にサービス精神を発揮し、「大フィーバーを巻き起こしてくれた。感謝だし、大満足」と中畑監督を大いに喜ばせたものだ。メディアも200人近くが殺到し、キャンプの話題を独占。DeNAの戦略はまんまと成功したのだが、その裏でひそかに「次」への布石が打たれていた。それこそが「松井監督招聘」計画である。

 松井氏は昨年オフに巨人からのコーチ就任要請、春キャンプでの臨時コーチ要請を続けて断り、引退以降、巨人が敷く「松井監督誕生」路線にやんわりと拒否反応を示している。

「監督の話題をいろんなところで振られても、絶対にやりたいとも興味があるとも答えない。今なお実権を持つ渡辺恒雄球団最高顧問(88)への不信感と、指導者ならまず古巣ヤンキースでコーチ業の勉強をしたい、との願望があるからです」

 こう語るのは、松井氏をよく知る球界関係者。巨人も松井氏を監督としてダイレクトに呼べない場合に備え、高橋由伸(39)を兼任打撃コーチに就任させ、「ポスト原」の育成に手をつけた。もちろん中畑監督と高田繁GM(69)の元巨人コンビは、その情報をいち早く察知。巨人の「脱松井」、そして松井氏の「嫌巨人」的姿勢につけ込むべく、「ポスト中畑」として松井氏を監督、それが無理ならコーチとして囲い込んでしまおうと策略を練ったのだ。

 3日間の滞在中、高田GMは松井氏と極秘会食の場をセッティングし、それとなく感触を確かめている。球団関係者によれば、その席での高田GMの「口説き文句」は次のようだった。

「俺も中畑も巨人OBだが、巨人を出て他の球団で球界発展に力を貸した。それが元巨人の宿命と責任だ。お前もいずれは巨人で監督をするかもしれないが、それまでは巨人にとらわれずに他球団で視野、可能性を広げたほうがいい」

 一軍の練習休みの6日には、三浦大輔(41)、高橋尚成(39)らが松井氏とラウンドする「接待ゴルフ」も敢行。松井氏は「温かく迎えてもらった」とコメントし、好印象付けには成功したと言える。スポーツライターが言う。

「もともと、DeNAはメジャー型の球団経営に理解のある、考え方が斬新で若い監督、コーチを理想像に掲げている。松井氏ならばメジャー経験をマネージメントに反映させられるし、ネームバリューも抜群。DeNAサイドが、無理を承知で今オフの招聘準備を検討するのも無理はありません。松井氏なら中畑監督からのバトンタッチもうまくいくし、もしコーチで来てくれるなら、中畑監督の続投も決まったと同じようなもの」

 交渉役となるであろう中畑監督は、気になる発言をしていた。

「俺の交渉力はすごいんだ。プロ野球選手会の会長だった時からそうだったからな。アハハハハ‥‥」

 巨人からの「強奪」に自信アリ、のセリフである。

 今回の視察を快く思っていなかった巨人は、元ヤンキース広報で現在は巨人アドバイザー職にある広岡勲氏(48)を視察の付き添い人として送り込んだ。

「DeNAが今回の機会を利用して松井氏へ必要以上のアクションを起こさせないように監視、牽制する狙いもあった。ひょっとすればひょっとするかも、との危機意識の表れです」(スポーツライター)

 松井氏を巡る巨人対DeNAの「場外乱闘」はどう決着するのか──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身