社会

沖縄随一の繁華街が窮地に…那覇市松山で需要が激減した「内地キャバ」のお家事情

 沖縄県の那覇市松山は、沖縄随一の繁華街として知られるエリアだ。地元のミニクラブやスナックに加え、県外から参入した「内地キャバクラ」が増加した。リゾートバイト感覚で働きに来る女性キャストも多く、賑わってきた。ところが今、この「内地キャバクラ」が苦戦を強いられているのだ。

 理由のひとつに挙げられるのは、ホテル料金の高騰だ。これにより、出張で訪れるビジネス客が経費を使いづらくなった。さらに、松山の飲食店関係者によれば、内地キャバクラそのものの需要が減少しているというのだ。その背景を説明してもらうと、

「松山はもともと、ミニクラブやスナックが主体のエリアでした。しかし、2015年頃から内地キャバクラが増え、一時的に人気を博しました。その背景には、リゾート地としての魅力を感じ、内地から多くの『いい女の子』が押し寄せたことがあります」

 そして現在の需要減少は、その後のキャストの質の低下もあって、

「コロナ禍以降、状況は大きく変わりました。営業を続ける店もありましたが、県内在住者に比べ、内地から来たスタッフはワクチン接種が遅れる問題があったんです。コロナ禍明けにキャストの一部は戻ってきたものの、沖縄の物価や家賃が上昇し、以前のような『稼げる場所』としての魅力が薄れています。時給は内地と大差ないのに、生活費が上がった現在の沖縄では、以前ほどの人気を得られなくなりました」

 松山の内地キャバクラは中箱から大箱が多く、キャストが不足すれば店舗の営業に直ちに支障をきたす。キャストが揃わなければ店の魅力は薄れ、客引きは苦戦を強いられる。

 こうした状況下で、かつての活気を取り戻すためには何が必要か。松山の夜の街は今、変革を求められている。

カテゴリー: 社会   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
「致命的ミス」巨人・リチャードに阿部監督が怒りの2軍通告!でも解説者2人は「?」反応
3
さだまさしが今明かす「借金28億円と返済地獄30年」の「コンサート年間186本」究極生活
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」