スポーツ
Posted on 2024年12月04日 09:59

久保竜彦「あのW杯落選」の理由を自己分析…心の拠り所は「名物通訳」だけだった

2024年12月04日 09:59

 W杯の出場選手選考にサプライズはつきものだが、2002年のサッカーW杯日韓大会には多くの驚きがあった。中村俊輔の落選、中山雅史と秋田豊の選出、そして久保竜彦の落選である。その理由を久保氏自ら、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで分析した。

「サッカーがわからなかった。やっぱ、あの繋いでいくサッカーがわからなくて、広島も蹴るサッカー、カウンターのサッカーだった。そういう動きになるし、そういう動きしかしない。タイミングよくFWが下りて、パスを繋いでゴール前に行って、というのが全然わからなかった」

 フィリップ・トルシエ監督のサッカーが理解できなかったから選ばれなかったのではないか、というのである。そして落選した時の心境を、こう振り返った。

「仕方なかった。仕方ないというか、本当は出たかったけど、しっくりきていないのが、自分でもわかった。選ばれるかな、という感覚もない」

 やはり落選は当然のことだったのかもしれない。なんと久保氏は、仮病を使って合宿をズル休みしたことがあったという。

「行きたくなかった。その時は(代表入りして)最初の方で、しゃべる人がいなくて。最初は(代表入りを)やったと思ったけど、行ってみたら誰も知らないし、話もかけてくれない。自分から話すこともない。小村(徳男)さんとかDFの人とは試合中にバチバチやってるから、目も合わせられない。一応、先輩だし。何を言われるかわからない、という感じ」

 話し相手がいないから合宿に行きたくないとは、とてもプロスポーツ選手とは思えない理由である。さらにトルシエ監督の存在も、行きたくない理由だった。

「トルシエもナメ腐ってるじゃん。(トルシエ監督の通訳だった)ダバディだけだったね、休まるのは。(トルシエ監督が)ガーッと言う。ダバディが通訳してくれる。『なんて言ってる?』と聞いたら『こんなこと言ってる』と柔らかく言うんだけと『本当はなんて言ってる?』って聞くと『大丈夫、大丈夫』って言うのよ。相当ひどいこと言ってるんだろうな、というのはわかった。だから本当に、ダバディが心の支えだった」

 そんな久保氏にも奥大介や三浦淳宏が新たに加入してきたことで、やっと居場所ができ、そこからは仮病を使うことはなくなった。

 我慢して合宿に参加し、トルシエ監督のサッカーを理解していたら、久保氏は2002年のピッチに立っていたかもしれない。そう思うと、つくづく残念である。

(鈴木誠)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク