芸能
Posted on 2024年12月12日 09:59

やはり失敗しなかった「ドクターX」劇場版は「科捜研の女」を反面教師にしていた

2024年12月12日 09:59

 12月6日から8日の「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)が発表され、米倉涼子が主演のテレビ朝日の人気ドラマシリーズ劇場版「劇場版ドクターX」が、初日から3日間で動員44万1000人、興収6億400万円で2位にランクインした。

 同作はシリーズの集大成と位置付けられ、田中圭、内田有紀、今田美桜、岸部一徳らレギュラーメンバーに加え、染谷将太、なにわ男子の西畑大吾、綾野剛らが参加している。放送担当記者が言う。

「公開イベントに出席していたにもかかわらず、シリーズの主要キャラを演じていた西田敏行さんが10月に死去。その遺作ということが大いに話題になりました。これでシリーズ終了とされているのですが、これだけ映画が当たったら、まだまだ続編がイケそう」

 公開前、米倉はテレビ朝日の番組に出演して積極的に番宣を行い、米倉が出演していない番組には内田や今田が稼働して、十二分にPR活動を行うことができた。

 さらに若い女性の支持を受けている西畑を、いきなり大抜擢。演技派の染谷と綾野も投入して「失敗しない」ための万全の状態を整えての公開となった。

「今作で反面教師にしたのが、2021年に公開された、沢口靖子主演の人気ドラマシリーズ劇場版『科捜研の女-劇場版-』だったそうです。同作の興収は5.4億円ほどだったので、公開3日で『ドクターX』の劇場版が上回ることになりました」(映画業界関係者)

 その裏には「ドクターX」劇場版チームの非情な決断があったというのだ。映画業界関係者が続けて明かすには、

「『相棒』も『科捜研』も大手映画配給・製作会社の東映とガッチリタッグを組んでいました。しかし東映だと、劇場の公開館数があまり期待できないことから『ドクターX』は東宝とタッグを組んだ。東宝としても、集客を期待できる作品は大歓迎。結果、ロケットスタートを切ることができたのです」

「ドクターX」の劇場版の成功は今後のテレ朝と東映の関係に、少なからず影響を与えそうだ。

(高木光一)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク