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Posted on 2024年12月22日 17:54

それがどうした!弘兼憲史のラクラク処世訓「妻が『風呂キャンセル界隈』ひょっとして夫の加齢臭が原因かもしれません」

2024年12月22日 17:54

【相談】

 弘兼先生に相談です。妻が風呂に入りません。仕事から帰宅後、先に風呂に入った小生がいくら勧めても「今はいい」などとお茶を濁し、繰り返し促しても、「やることがある」と主張。時には「風呂キャンセル」と言い張るのです。結局、翌朝のシャワーで済ませているようですが。仕事の汗を風呂で流すことを、極上の喜びとしている私としては、妻の気持ちが全然わかりません。お湯だけにホッとくべき?(65歳・自営業)

【回答】

 最近、SNSを中心に「風呂キャンセル」という言葉が流行していますね。「本当は夜寝る前に入浴したいと思いながらも、結局入らないまま寝てしまう」という習慣を意味するそうです。

 また、そういう人たちのことを「風呂キャンセル界隈」と呼ぶそうです。単に入浴することが面倒だという人はもちろん、生活に余裕がなかったりなど、様々なことが原因になっているケースもあるそうです。

 あなたの奥さんの場合は、朝になったらシャワーを浴びているわけですから、「汗を流したい」「体を洗いたい」という願望はあるわけです。要は、別にものぐさで入らないわけではない。そう考えると、あなたの後に入るのが嫌なのではないでしょうか。

「仕事の汗を風呂で流すことを極上の喜びとしている」と書かれていることから察するに、奥さんは「旦那の汗がたっぷりと混じった湯」をイメージしてしまい、いつしか風呂に対して嫌悪感を感じるようになったとしても不思議ではありません。

 私が20代の頃ですが、大学を卒業してサラリーマンになり、社員寮に住んでいた頃にも、絶対に共同風呂の湯船に浸からない人がいました。現地のパナソニックから勉強のために来日していた外国人も使うのはシャワーのみで、絶対に湯船に入ろうとしません。きちんと理由を聞いたことはありませんが、恐らく、文化の違いなのでしょう。日本人は銭湯や温泉などに入り慣れていますから、他人と同じ湯に浸かることに抵抗のない人が多いですが、世の中にはそれに抵抗を感じる人も大勢いるのでしょう。

 あなた方ご夫婦も結婚当初はラブラブで、風呂でイチャイチャしたこともきっとあったのではないでしょうか。しかし、65歳にもなれば加齢臭はあるし、乾燥してはがれた皮膚片が湯船には浮くし「不潔だな、嫌だな」と思うことはあるものです。

 奥さんの場合は、それが「旦那の入った後の風呂に入るのは嫌」ということなのかもしれません。「それなら一度湯を抜いて、沸かし直して入ればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、「それは経済的にもコスパが悪い」と思っているのかもしれません。だから、翌朝のシャワーということになるわけです。

 一度、自分が先に入るのをやめて、一番風呂を譲ってあげてはいかがでしょう。「仕事で遅くなるから先に入っていてくれ」などと言えば喜んで入るかもしれません。

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