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Posted on 2025年04月13日 17:54

それがどうした!弘兼憲史のラクラク処世訓「自己肯定感が低い人は家族や職場以外の場所を作ることをオススメします」

2025年04月13日 17:54

【相談】

 自己肯定感が低く、毎日生きづらさを感じています。幼少期から母や姉に「バカ」と言われ続け、努力しても周囲と比べられ、自信を持てませんでした。今までに職場などで「すごいね」「よく頑張った」などと褒められることもありましたが、素直に受け取ることができず、「お世辞に違いない」と思ってしまいます。自分のことを認められないせいか、他人から評価されても「うれしい」と感じられず、常に劣等感がつきまとっています。自分の長所や成果を素直に認めるには、どうすればいいのでしょうか?(48歳・中小メーカー勤務)

【回答】

 子供の頃から母親やお姉さんからバカだと言われ続けたのは、勉強ができなかったか、不器用でミスが多かったのでしょうか。

 いずれにせよ、そのせいで自分をダメな人間だと思い込み、劣等感が芽生えてしまったのは、おっしゃるとおりだと思います。でも、職場で「すごい」「よく頑張った」と褒められたことがあるということは、すでに周囲はあなたのことを認めているわけです。それを素直に受け止めるにはどうすればいいいのか。

 こういう場合は、家族や職場以外の居場所を作ることをオススメします。

 できれば、あなたの得意分野を生かせる、サークルや趣味の教室に参加することもいいでしょう。

 例えば、絵が得意なら絵画教室に通ってみるとか、スポーツが得意ならサッカーサークルに参加してみるといい。そうすると、仲間からアドバイスをもらえたり、先生から褒められることもあるから、自然と自分に自信がつくように思います。

 まずは、そこから始めてみてはどうでしょうか。

 あるいは、最近なら人と自然なコミュニケーションができる「会話型AIロボット」を活用するのもいいでしょう。

 あなたの話を聞いてうなずいてくれたり、時には「さすがです」と褒めてくれる。こういったものを利用して、癒やしを与えてもらうことも自信につながるはずです。

 それでも、「自己肯定感が低い」「生きづらさを感じる」という、あなたの性格を変えることは難しいとお感じなら、考え方を変えてみてはどうでしょう。もう48年もそれで生きてきたわけですから。変えるにしても、かなりの労力と時間を要すると思うのです。

 ならば、別に他人から認められなくてもいいんじゃないでしょうか。「すごい」「よく頑張った」を決めるのは、あくまでも自分自身です。「今日はこれだけやったからOK」と自分の中で満足すればいいのです。

 実際、私は他人の評価なんかどうでもいいと思っています。

 大事なのは自分の中で、「今日はこれだけやるぞ」というのを決めて、それが達成できたかどうかだけ。「他人軸」ではなく「自分軸」で考えるのです。そうやって一生懸命やっていれば、評価なんて後からついてきます。

 努力は、神様と言わず、どこかで誰かが見ているものです。ぜひ、考え方を変えて、楽に生きてください。

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