スポーツ
Posted on 2025年01月02日 09:58

詰め寄り・退場・暴言「ロッテVS白井一行球審」因縁の3連続激突/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」

2025年01月02日 09:58

〈審判員はプレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って試合から除く権限を持つ〉

 これは野球規則の「8.01審判員の資格と権限」に記された文言だ。読んで字のごとく、これは野球の試合での球審の権限が絶対であることを定めたもの。

 とはいっても、審判も選手も同じ人間同士。時には判定をめぐって激しくぶつかり合うこともある。もしそれが連続して起こったとすれば…。

 それは2022年に勃発した、千葉ロッテと白井一行球審ほか審判団との、連続退場騒動だった。発端は4月24日のオリックス戦(京セラドーム)。佐々木朗希が判定に対して苦笑いするなど、不服そうなな態度を示したとして、白井球審がマウンドに詰め寄った。これにロッテナインが不信感を募らせる。

 続く5月14日のオリックス戦でも9回二死一・二塁の場面で、エチェバリアの見逃し三振ストライク判定に、ロッテ・井口資仁監督が抗議。審判団はこれを侮辱行為とみなし、試合終了後に井口監督は退場処分を受けることに。

 二度目となるロッテVS審判団の激突。そんなピリピリムードで迎えた翌5月15日のオリックス戦で、決定的な事態が起きる。

 2回、先発登板したオリックスの宮城大弥に対し、先頭打者レアードは、初球ファウルに続き、ゾーンギリギリの2球目をストライク、さらに低めの3球目もストライク判定で3球三振に倒れた。そしてベンチに下がる途中、レアードが白井球審に何か言葉を投げかけたのだ。

 この行動に対し、白井球審は退場を宣言。激怒したレアードが白井球審に食ってかかり、井口監督がベンチを飛び出した。

 マイクを取った白井氏は「暴言により退場処分といたします」と場内アナウンス。早々に4番打者を欠いたロッテは5-8で敗れ、2連敗を喫したのだった。

 白井球審は試合後、レアードへの退場宣告について、報道陣にこう説明した。

「英語で言われているので、何を言われているか、自分で理解してからこれは暴言だなと(判断した)」

 具体的な内容については明かさなかったものの、白井球審とロッテの騒動はこれで三度目。

 二度あることは三度ある、とはよく言ったものだが、佐々木の騒動から、井口監督の退場で、審判団とロッテは必要以上に過敏になっていたのか。

 確かにルールブックは絶対で、その番人である審判は絶対の存在だ。だが、ファンはチームと審判とのいざこざを見るために、大枚をはたいて球場に足を運んでいるわけではない。ロッテ、審判団双方の因縁対決で、ファンが置き去りにされた騒動だったのである。

(山川敦司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク