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Posted on 2025年02月08日 09:57

元アナウンサー・長谷川豊氏が体験した“フジテレビの企業風土”「おねえタレントとの食事会で私が上納された」

2025年02月08日 09:57

 渦中の古巣を見てOBは何を思うか? お台場の伏魔殿を暴くべく元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏(49)を直撃。話題の「企業風土」について見解を求めると、昭和からアップデートされない問題点が次から次へと吐き出された。

 1月27日に開催された10時間超の「やり直し会見」は見るに堪えないものでした。率直な感想は登壇した役員たちに「オムツをはかせてあげたいな」の一言。視聴者の皆さんに老人虐待のように映ってしまいました。いずれにせよ、高視聴率が取れたのはよかったんじゃないですか? 19〜22時に平均世帯視聴率13%台は今年最高クラスの数字だと思います。

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 会見の冒頭で港浩一前社長が「企業風土の刷新に向けて尽力していきたい」と宣言した。ひとりよがりの昭和のノリをいつまでも引きずっていたことをみずから認めたのだ。

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 いわゆる〝昭和体質〟という捉え方は少し間違っています。むしろ「センスがないのにふざける体質」というのが正しい。昨年、新人の上垣皓太朗アナ(24)を先輩アナたちが小バカにした〝イジリ〟で炎上したのは氷山の一角。ベテラン社員だろうが新入社員だろうが「ふざける=面白い」と勘違いしている連中が一定数います。その延長線上に世間が言う「上納システム」があるのかもしれません。というのも、フジ時代に私自身も先輩方からとあるおねえタレントさんに献上されたことがありました。

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 長谷川氏が「情報プレゼンター とくダネ!」を担当していた時期の話だ。同じくアナウンサーだった笠井信輔氏(61)、佐々木恭子アナ(52)と3人で、おねえタレントを囲む飲み会が開催されたという。

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 場所は都内のイタリアンで、主賓に会計を支払っていただいたと記憶しております。宴もたけなわとなりまして、退店しようと店の出口に向かう途中、彼が私たち3人に目配せ。「お手洗いに行ってくるわ」となぜかルンルン気分でした。当時の私には、目配せの意味が何のことかさっぱりわかりません。ところが笠井さんと恭子さんは彼を待たず、店を出るなりエレベーターに乗り込んでしまうのです。「え? 待たないんですか?」と2人に尋ねてみると、笠井さんが「ハセ、そういうもんだから」と。続けて恭子さんがニコニコ顔で「お夕食代だね」と言った瞬間、私を残してチーンとエレベーターのドアが閉まりました。それでも、まだよく事態を把握できていませんでした。

 そのタレントさんが店から出てきたので、「すみません、先輩たち、先に行っちゃいまして‥‥」と謝りながらエレベーターに2人きりで乗ったが最後でした。ドアが閉まった瞬間、ガバッと抱きしめられてベロベロベロ〜と無理やりキスをされました。悔しいですが、49年間生きてきて、あれほど情熱的な接吻はありませんでした。もう口の中にヤマタノオロチでも飼ってんのかと思うぐらい、舌がうねってきたんですから‥‥。もう心の中で「夕食代、夕食代」と唱え続けることしかできませんでした。

 1階に着くなり彼はご機嫌顔で帰っていかれましたが、私の口の周りは気色悪い唾液まみれでした。翌日、恭子さんに「夕食代をしっかり支払わせていただきました」と報告したら、「ごちそうさま〜」と柔和な笑みを浮かべていましたね。

 端的に言うと、その程度のセクハラやパワハラを笑いに変えられない奴はダメ認定されてしまいます。とはいえ、あの時代にフジにいた人間は上手に捌いていた印象です。恭子さんも別のタレントさんから日常的に何度も耳を舐められていましたが、それが表だって問題になることはありませんでした。報じられた中居正広さんの女性トラブルにしても、騒動後に局内で被害者とされるX子さんに対して「X子うぜぇ〜」「またコジらせてるのかよ」という悪口が飛び交っているのも事実だといいます。上層部だけでなく、一定数の末端社員までも被害者であるはずのX子さんを悪者扱いしています。でも、令和では通用しませんよ。局内の道徳観がおかしい!

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 フジテレビは中居とX子さんのトラブルが発生した食事会について、「当該社員は関与していない」と一貫して主張。昨年からフジ編成幹部A氏が食事会に関与していた疑惑を詳報していた「週刊文春」も、のちに問題の日は「中居に誘われた」と訂正している。

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 確かに、当日はセッティングしていないかもしれない。しかし、A氏誘導の延長だったのは間違いありません。X子が初めてA氏に誘われたのは、入社2年目だったと聞いています。先ほど、世間では「上納システム」と呼んでいると話しましたが、フジ局員の間ではニュアンスが大きく異なります。彼らにとっては単なる「下品なおふざけ」が正しい認識。一方で、そこからさらに一線を越えてしまったのがA氏なんです。言ってしまえば港前社長も「同じ穴のムジナ」。

 いわば左遷だった「共同テレビ」社長から、22年にフジの社長就任と返り咲くにあたって利用したのが〝お台場のガーシー〟ことA氏。女子アナをアテンドさせて、大手芸能事務所のお偉方を接待漬けにして復権できたんです。

 ちなみにフジの「アナウンス室」は「編成局」の下に位置する「編成局アナウンス室」という名称。つまり、アナウンサーにとって編成局長は上司にほかならない存在です。想像してみてください。例えば入社2年目の若手アナが、次の次の社長と言われる編成局長の意向に逆らえるはずがありませんよね?

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 港前社長の後任には清水賢治新社長(64)が就任。「ドラゴンボール」や「ちびまる子ちゃん」など大ヒット作をプロデュースしてきた辣腕は会社の再建にも発揮されるのだろうか─。

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 無理な話でしょう。アニメはすべて原作漫画家の功績です。単に年功序列で、スタッフ欄に名前が載っていたにすぎません。いずれにせよ、日枝相談役の一派を一掃しないことには古巣の再生はありえません。彼らは自分の保身しか考えていない。退陣する役員たちも天下り先を面倒みてもらう気ではないでしょうか。

 テレビ制作よりもゴマスリに熱心な先輩ばかりですからね。現在、スポンサー離れの影響で、大道具さんやメイクさんをはじめとする制作会社関係者から悲鳴の声が上がっています。X子さんを含めて、まずは何を第一に守るべきか考えていただきたい。中居さんを退場させて万事解決とさせてはいけません。

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