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どうなるドジャース・佐々木朗希の東京ドーム凱旋構想…またロッテ時代の「言い訳病」が顔を出した

 ワールドシリーズ連覇を目指すメジャーリーグのドジャースが、アリゾナ州グレンデールでキャンプインした。当初より1日遅れに、日程変更されている。

 その前日、山本由伸と正捕手ウィル・スミスの30球の投球練習を見守ったロバーツ監督は、2月12日の練習前会見で仰天プランを口にした。

「公平に言わせてもらうが、山本は開幕に投げるだろう」

 3月18日の東京ドーム開幕戦(対カブス)の開幕投手に指名したのである。さらにマイナー契約の佐々木朗希についても、

「どんな可能性もある。(メジャー昇格すれば)公式戦の2戦目に投げるだろうが、ベンチ入りしていないことにはね」

 こちらは2戦目の先発起用に言及したのだった。

 佐々木が第2戦で先発登板するには、開幕戦にベンチ入りするメジャー40人枠に入らねばならない。メジャー契約を結んだレギュラー組25人枠と、その25人に15人をプラスした40人枠の2つがある。大谷翔平と山本はメジャー契約した不動の25人枠だが、25歳ルールでマイナー契約しか結べない佐々木は熾烈な競争を勝ち抜き、あと1カ月で15人枠に入らなければ、東京ドーム凱旋登板の夢はついえてしまう。

 その佐々木は山本と同じくロバーツ監督らが見守る中、ベテランのオースティン・バーンズ捕手を相手に、35球を投じた。速球、スプリット、スライダーの調子を確認し、その後に記者団に囲まれると、

「状態はそこまでよくなかったんですけど、まずケガなくブルペンを終えられてよかったです」

 さっそく「状態が…」というロッテ時代に聞き飽きた「言い訳病」が顔を出したのである。

 ド軍は今季サイ・ヤング賞2度受賞のブレーク・スネル投手も獲得。マイナー契約10億円の佐々木がメジャー昇格すれば、ド軍にとっては「お買い得」だが、是が非でも40人枠に昇格させる必要はない。移籍後1年目から40人枠に残りたいならばコンディションを整え、調子が悪いなりに投球を組み立てていくしかない。

 この日、大谷は取材記者を通じて佐々木に、

「僕もそうでしたけど。新しいチームに来た時もそうですし、新しいチームの中で新しい人たちの中で楽しめるかどうかが大事かなと思っています」

 という金言を寄せている。佐々木は陽気なキケ・へルナンデスらが集まるド軍でも「言い訳病」の殻に閉じこもってしまうのだろうか。

(那須優子)

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