スポーツ

【春場所】照ノ富士親方がテレビ初解説で「ザ・力士」「かっこいい」と絶賛した平幕力士

 元横綱の照ノ富士親方が3月16日、大相撲春場所8日目でNHK大相撲中継の初解説を務めた。

 中入り後、解説席に座った照ノ富士親方は「しゃべるのは好きだけど、得意ではない」と語っていたが、朴訥とした語り口で相撲ファンから好評を得ていた。

「取組と取組の合間にはたびたび稽古の重要性を語り、『稽古しないで強くなることはない』と力説していました。伊勢ケ浜部屋でかつて照ノ富士親方の付け人だった新十両の草野が8連勝を飾ったこともあって、やや上機嫌な印象を受けましたね」(相撲ライター)

 照ノ富士親方が「ザ・力士」と絶賛したのが、東前頭6枚目の平戸海だ。この日、西前頭9枚目の遠藤を寄り切りで退けると、「いい相撲ですね」と語り、こう続けた。

「当たりもよかったし、攻めも早いですよね。平戸海関は本当によく稽古もしますし、当たりも一生懸命ですし、若々しい相撲を取りますよ。本当に『ザ・力士』という感じです。こういうのはかっこいいなと思いますね」

 照ノ富士親方は力士に「ザ」をつけるのがお気に入りらしく、かど番の大関・琴櫻には新たな称号を与えていた。

「4勝3敗で迎えた8日目、苦手としている霧島との取組では、もろ差しから前へ出て豪快に寄り倒し。照ノ富士親方は『もろ差しからのがぶりみたいな寄りが、なんて言うんですかね、ザ・佐渡ヶ嶽部屋っていう感じ』と独特の表現で実況アナを笑わせていました」(前出・相撲ライター)

 琴櫻を「ザ・佐渡ヶ嶽部屋」と称した理由はといえば、

「琴櫻の祖父で佐渡ヶ嶽部屋11代師匠の初代琴櫻は、怒涛の突き押しやぶちかましを武器に横綱までのぼりつめ、『猛牛』の異名を取りました。孫の琴櫻がこの日に見せた押し相撲から、とっさにザ・佐渡ヶ嶽部屋というワードが浮かんだのではないでしょうか」(前出・相撲ライター)

 次はどの力士にどんな「ザ」をつけるのか。照ノ富士親方の解説は必聴だ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
5
前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件