エンタメ
Posted on 2025年04月05日 17:57

6月運行終了…豪華寝台列車「カシオペア」が完全引退する「本当の理由」

2025年04月05日 17:57

 ついに寝台特急「カシオペア」が完全に引退する日が近づいてきた。今年6月の運行が最後になると、読売新聞が報じたのだ。

 カシオペアは豪華な寝台列車として、1999年に運行開始。専用の「E26系客車」を使って、上野と札幌を結んだ。

 2016年に北海道新幹線が開業するのに合わせて青函トンネルの電圧が変更され、既存の電気機関車がトンネル内を走れなくなったため、運行を終了。以降はJR東日本圏内を「カシオペア紀行」「カシオペアクルーズ」として運用されてきた。しかしそれも終了し、完全に引退することになる。

 カシオペア紀行はプランが完売するほどの人気ぶりで、まだまだ続けてほしいが、車両の老朽化と機関車の減少により、走行をやめるという。これに異を唱えるのがベテランの鉄道ライターだ。

「JR東日本は『車両の老朽化と機関車の減少が原因』と、仕方がないことのように言っていますが、機関車を次々と廃止にしたのはJR東日本です。電気機関車を所有していると、それを運転できる乗務員を確保しなけばならず、コストがかかるので全廃したいというのが本音。電気機関車をなくすとなると、カシオペアも引退させるしかありません」

 読売新聞の記事によると、完全引退は決定のようだが、わずかな可能性が残されていると、先の鉄道ライターは期待を寄せるのだ。

「JR東日本輸送サービス労働組合とJR東日本の団体交渉で、電気機関車の存続と乗務員の確保について議論されました。組合から『EF81系4両とEF64系1両が残るとあったがどうなのか』との質問に、会社は『使命が残るということであり、ELは全廃に向けて調整を行っている。全廃の時期は未定。牽引機の使命があれば、残さなければならない』と回答しています。つまり、電気機関車の存続に含みを持たせた形です。さらに組合側は、いざという時に乗務できないことがないよう教育を行ってほしいと要求し、会社はこれを了解しました。このやりとりを見ると、電気機関車はまだ数年は残るように解釈できます。となればカシオペアも…と思ってしまいますね」

 紅葉の中を走るカシオペアが、もしかしたらまだ見られるかもしれない。

(海野久泰)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク