福原遥が主演する7月スタートのドラマ「明日はもっと、いい日になる」(フジテレビ系)に、「災難」が降りかかっていた。
オリジナルストーリーの同ドラマは児童相談所を舞台に、そこで働く個性的な面々が子供の純粋な思いに胸を打たれ、その親をも救っていく。
福原演じる主人公は、神奈川県警所轄警察署強行犯係の刑事から児童相談所へ出向し、新人児童福祉司として働く役どころ。ともにバディーを組むベテラン児童福祉司を、林遣都が演じる。テレビ誌記者が解説する。
「各都道府県の学校や警察と児童相談所の人事交流が行われていますが、そこをクローズアップしたドラマとは、なんとも微妙。福原は2022年にNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』でヒロインを演じ、幅広い年齢層への知名度はあるかもしれませんが、月9の主演クラスかといわれると…。しかしここ数年、月9は初出演にして初主演の俳優陣を積極的に起用しているので、それに当てはまる福原に白羽の矢が立ったわけです」
では冒頭で触れた「災難」とは何か。フジテレビは現在も大半のCMスポンサー企業が出稿を見合わせている状態だ。そのせいで、福原主演ドラマは大幅な企画変更を余儀なくされてしまったというのである。フジテレビ関係者が声を潜めて明かす。
「もともと大手航空会社と組んだタイアップ企画として、ドラマ制作は進行していました。ところがウチの問題のせいで、航空会社が企画から撤退。ドラマの企画を練り直さなければならなくなって出たのが、今回の企画でした。福原は『舞いあがれ!』でパイロットを演じていただけに、そこで身に付けたことを生かせると思って意気込んでいたのですが、まさかの大幅変更となってしまいましたね」
放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、横浜流星演じる主人公に思いを寄せる花魁を艶っぽく演じている福原だが、新ドラマで視聴者を「ギャップ萌え」させられるか。
(高木光一)