スポーツ
Posted on 2025年06月09日 05:58

【W杯をめぐる攻防】Jリーグ過密日程に文句を言う選手に川淵三郎がブチ切れた!

2025年06月09日 05:58

 Jリーグは1993年5月15日に開幕するまで、短期間で様々なことが議論され、決定した。チーム名から企業名を外すことも大きな議題だったが、これに匹敵するほど問題となったのが、試合日程だった。

 リーグ戦は週1回というのが世界基準だ。そんな中、Jリーグは「基本、水曜日と土曜日」の週2回開催の方針を発表した。最大の理由は、この年に行われるアメリカW杯予選だった。初年度のJリーグは10チーム。1stステージと2ndステージの2ステージ制を採用することが決まっていたため、週1試合の開催となると消化できない。それに加え、スケール感がない、露出が少ないなどの理由もあり、2回開催の方針となった。

 1stステージと2ndステージの合間にW杯最終予選があるため、中断する2カ月間にカップ戦が開催されるという日程だった(4月~1次予選、10月~最終予選)。しかも試合は延長Vゴール、PK戦まで行うというハードなものだった。

 しかしこの決定に、選手たちは猛反発。特に日本代表選手クラスの選手には大不評で「あまりにもハード」「選手の体を気づかっていない」など批判の声が噴出したのだ。

 こうした反応を当時の川淵三郎チェアマンに振ると、

「何を甘いこと言ってるんだ!」

 と顔を真っ赤にして怒りの声を上げた。川淵氏はさらに、

「これからサッカーを盛り上げ、世界で戦おうとしている選手たちが、そんななまぬるいこと言ってどうするんだ」

 結果的にこの判断は正しかった。Jリーグは大いに盛り上がり、週2回のスピード感あふれる熱い戦いに、全国で新たなサッカーファンが生まれることになったのである。

 残念ながら、アメリカW杯出場は逃したが、選手たちが厳しい戦いを経験したことは、大きな財産になったと思う。

(升田幸一)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年10月24日 11:15

    毎月、設定した通りに投資信託が買われていく。新NISAで積み立て始めて数年、残高が増えるたびに老後の不安が少し遠のく気がする。証券会社に勧められて、パスキーも設定した。ただ、値下がりは想定していても、自分の意思と無関係に保有資産を売買される...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年10月24日 10:30

    イギリスのロンドンから帰国すると、大物俳優の自分がすっかり忘れ去られた存在になっていた――。「俺のこと、なんか言ってた?」は役所広司を主演に据えた、Netflixのオリジナルシリーズ。大物俳優が再び表舞台でスポットライトを浴びようと這い上が...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月24日 12:45

    またしても、玉川徹氏がやらかしてしまった。「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で「秋の抜け毛」を取り上げたパネルコーナーでのことだ。医学を信頼する立場だというコメンテーターの玉川氏は「薄毛に悩む男性は病院へ行くべき」との持論を展開し...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク