芸能

「爆発」したはずの「こりん星」を復活させた小倉ゆうこりん「復活ののろし」

 2009年末に「こりん星は爆発しました」と、今までの「設定」を自らの手で葬り去った小倉優子。それまでの「不思議ちゃんキャラ」を卒業後、二度の結婚と離婚を経験し、現在は3人の子を持つシングルマザーの「ママタレ」として活動している。2023年には「月曜の蛙、大海を知る。」(TBS系)の企画で大学受験に挑戦し、結果、合格した白百合女子大学に入学したが、今年になって日本女子大学通信教育課程食物学科に編入したことを明らかにしている。

 まるで「結局、何がしたいの?」と批判される「視聴者の共感を得られない朝ドラのヒロイン」のような人生を歩む「ゆうこりん」ではあるが、彼女も既に41歳。手を変え品を変え、新たな仕事に繋がるように努力しているものの、いよいよ自ら封印した「こりん星」という禁断の果実まで、再び持ち出すことにしたようだ。

 それは6月9日の「くりぃむナンタラ」(テレビ朝日系)でのことだった。この日の企画は「あのちゃんに嫌われたい!」。この番組であのちゃんが「ベッキーが苦手」と発言したことがきっかけとなってベッキーの仕事が急増したことを受け、鈴木奈々×小倉優子×熊田曜子の3人が「誰がいちばん、あのちゃんに嫌われるか」を目標に、それぞれが「あのちゃんが嫌がりそうなこと」をするというものだ。

 あのちゃんには内緒で、企画の説明が行われたオープニングでは、ノリノリの鈴木と熊田に比べて、暗い表情の小倉が嘆く。

「私はやりたくなかったんですよ、この仕事。事務所がね『仕事増やすために行ってこい』って」

 しかしいざ、自分がチャレンジする番となると、往年のぶりっ子ポーズを決めて、

「私はこりん星から来たりんごももか姫なんだけど、地球上では『ゆうこりん』って呼んでほしいの」

 すかさずあのちゃんから、

「その設定、もうやめたんじゃないですか」

 とカウンターパンチを食らうも、懸命に過去のキャラ設定で攻めていく。はたしてゆうこりんは、あのちゃんに最も嫌われることができたのか。結末は来週の放送へと持ち越しになった。

 あるいは先日の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では「小倉優子『こりん星はキャラだった』と表では言ってるけど実際は『こりん星は真実だけど圧力かかったからそう言ってるだけ』のスタンスだったら超怖い説」なる、超長い説を検証。「小学生の頃から小倉優子の大ファン」と公言する酒井貴士(ザ・マミィ)をターゲットに、小倉がドッキリを仕掛けた。

 ロケの休憩中、酒井とふたりきりになるのを見計らって、

「本当はこりん星は今も存在しているが、自分が地球にいる間にこりん星でクーデターが起きて両親が殺されたため、身の安全を守るためにこりん星の話を封印した」

 といった内容の話をカミングアウト。さすがの酒井も戸惑いを隠せないながら、

「大好きな人が言うことだから信じたいし、力になりたい」

 普段のクズキャラとは違う男気を見せ、謎の感動を呼び起こしていた。

 ここにきての「こりん星ネタ」を絡めた企画の連発は「小倉優子って誰だっけ」という令和の若者世代にも「こりん星」を認知させ、「りんごももか姫」こと「ゆうこりん」が再躍進するための、復活の狼煙であるに違いない。

 まぁ、実際は事務所にやらされてるだけだろうから、昔のように疲弊しないことを祈るばかりで…。

(堀江南/テレビソムリエ)

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