日本オリンピック委員会(JOC)は6月26日、東京都内で開かれた理事会で、スピードスケート、自転車のオリンピアン・橋本聖子氏を新会長に選出したと発表した。
「今回は山下泰裕前会長の病気療養が長引いており、実質的な空席になっているJOC会長職を誰にやらせるのかがポイントでした。候補者には日本サッカー協会前会長の田嶋幸三氏らの名前も挙がっていましたが、議員として五輪を支えた経験がある橋本氏に白羽の矢が立ちました。新会長の任期は2年です」(スポーツ紙デスク)
夏冬7大会の五輪に出場した橋本氏。2019年9月には東京五輪・パラリンピック競技大会担当大臣に就任したが、これまできな臭い話は枚挙にいとまがない。スポーツ紙デスクが続ける。
「日本スケート連盟会長時代には男性選手とキスする写真が出回り、大騒動に発展。昨年には自民党の裏金問題調査の結果、約2000万円のキックバックを受けていたことが判明しています。本人は『嫌疑もなく不起訴処分』と『潔白』アピールをしていますが、いわくつきの人間しかトップに立てないほど人材が不足していることが露呈した形です」
新会長就任後の取材対応で「一点の曇りがあれば立候補はしていない」と胸を張った橋本氏。本当に大丈夫なのか。