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記事全文を読む→元迷惑系YouTuberへずまりゅうはなぜ奈良市議選で当選したのか…住民インタビューでわかった「溜まりすぎた鬱憤」
迷惑系YouTuberとして知られた男、へずまりゅう氏が、参院選と同日に実施された奈良市議選で当選した。数々の炎上歴がある異色の候補者が、伝統と保守の色濃い奈良で支持を集めた背景には、予想以上に根深い政治不信と無力感があった。
へずま氏は選挙期間中、「税金の使い道を徹底的にチェックする」「声を上げないと何も変わらない」と主張。街頭演説でもSNSでも、とにかく現職政治家を「怠慢」と断じる姿勢を貫いた。
奈良市の近鉄奈良駅前で出会った50代の女性が語る。
「私は最初、あの人のことをニュースで見て『迷惑な子やな』と思ってた。でも演説聞いたら、市のやってることに対して腹を立ててるのは私らと一緒やと気付いた。コロナの時、知事も市も何もしてくれへんかった。今さら真面目そうな顔した人に入れても変わらんやろ、と」
一方で、30代の会社員男性もこう主張するのだった。
「SNSで彼の動画を見たけど、言ってることは意外とまともかも、って。正直、今の奈良って『何も起こらない』ことが当たり前みたいになってて、行政に期待してないんですよ。でも彼はその空気をブチ壊すかもしれない。だから1票入れました」
事実、奈良県はコロナ禍における対策で他県に後れをとり、医療機関との連携や中小企業支援などが「見えない行政」と批判された。穏やかで我慢強いとされる県民性だが、積もり積もった不満は確かにあった。
「奈良の人間は声を荒らげずに文句を言う。だけど、へずまさんはそれを代弁してくれた」
「市議会がぬるま湯なら、あえて熱湯を注ぐのもアリやろ」
そんな声が、奈良市民からは聞かれた。
型破りの当選劇は単なる話題作りではなく、これまで溜まりに溜まった鬱憤を爆発させるためのものだったのかもしれない。元迷惑系YouTuberが静かな街にどんな波紋を広げるのか、今後の動向が実に気になるのだ。
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