政治
Posted on 2025年07月28日 12:00

思い詰めた石破茂総理を誰も止められない…8月15日「戦後80年談話」でいったい何を言い出すか

2025年07月28日 12:00

「8月下旬頃の(退陣の)可能性が高い。7月28日の両院議員懇談会では、進退については話さないだろう」
 石破茂総理の進退についてこう展望を解説したのは、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏である。7月28日の「羽鳥慎一モーニングショー」でのことだ。

 7月20日の参院選で敗北したのに、なぜ今ではなく、1カ月先に進退を明らかにするのか。8月には6日と9日の広島、長崎の原爆の日、15日の終戦記念日があり、20日から22日には横浜市でアフリカ開発会議(TICAD)が開催される。総理周辺はこうした重要なイベントに「穴はあけられない」として、8月下旬に進退を先延ばしするというわけだ。

 中でも石破総理は8月15日の終戦記念日に「戦後80年」のメッセージを出すことにこだわっている。安倍晋三政権下で「戦後70年談話」を出しており、さらに談話を出す必要はないと、の反対論が自民党内にあることを踏まえ、閣議決定を行わない方針を決めているものの、自らのメッセージを出したい考えに変わりはない。

 このため、15日より前に退陣表明するとレームダックになってしまうので、それまでに進退を明らかにしたくないのだという。

 閣議決定の場合は「内閣総理大臣談話」であるが、そうでなければ「内閣総理大臣の談話」と、「の」がつくことになる。もっとも、そうした細かい違いは永田町、霞が関以外にはわからないことだ。

 石破総理は当初、有識者会議の設置を検討したが、都議選、参院選での相次ぐ敗北や日米関税交渉などに忙殺され、かなわなかった。それでも長年、国会議員として戦争責任問題を研究してきた石破総理は、独自の見解を出すとみられる。

 保守派からは「石破談話」を出すべきではない、との声が強い。それは石破総理が「戦争責任」にこだわっているからで、謝罪やお詫びのメッセージを出すのではないか、との懸念があるからだ。

 このまま退陣表明をせずに戦後80年の「石破談話」を出した場合、党内対立はさらに激化することが予想される。本来ならば森山裕幹事長や林芳正官房長官あたりが諫めないといけないのだが、思い詰めた表情になっている石破総理を止めることはできないだろう。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年05月18日 07:15

    スポーツの歴史にはしばしば、監督やコーチと選手の「師弟愛」がクローズアップされる。しかし、師が放ったひと言をきっかけに、長年培ってきた関係に終わりが告げられることに。それが2003年11月16日、名伯楽の小出義雄監督が「Qちゃん」こと高橋尚...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年06月07日 08:00

    ピン芸人の中山功太がバラエティー番組の収録中に語った「10年間ぐらいずっといじめられた先輩がいる」と告白してからしばらくが経つが、あの騒動が芸人の間で「ひとごとではない」として波紋が広がり続けているという。問題の「先輩」とされるサバンナ・高...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月04日 11:45

    元ウェザーニュースキャスターの檜山沙耶が、2026年7月31日正午をもってオフィシャルサイト「Hiyama Saya Official Site」を閉鎖すると発表した。有料会員は同時刻に自動退会となり、年額会員には残期間分が月割りで払い戻さ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク