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記事全文を読む→室伏広治が首相官邸で五輪金メダリスト美女にブチかました「場違いな即興」要求/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
それはパリ五輪から帰国したメダリストら総勢66人が、首相官邸を表敬訪問した、2024年8月13日ののことだった。司会を務めたのは、2004年のアテネ五輪ハンマー投げ金メダリスト、室伏広治スポーツ庁長官。室伏氏は現役引退後、日本陸上競技連盟、日本オリンピック委員会の理事を歴任する。そして2020年10月、初代長官だった鈴木大地氏の後任として、スポーツ庁長官に就任した。
当日はそんな室伏氏の司会で各メダリストと競技が紹介され、この五輪から新競技となった「ブレイキン女子」初代金メダリストのAMIこと湯浅亜実の順番に。すると、のっけから競技名を言い間違えた岸田文雄首相が質問した。
「AMI選手はあの~、ブレイキング。だから…初代女王になられたということですが、あれ、やっぱり見てて、えっと、即興で音楽に合わせてダンスをする。あの、えっと、やはり素人が考えても想像を絶するような難しさがあるんじゃないかと思いますが、即興でダンスをやる、それに向けて普段からどんなことを意識して練習をしているのか。どんなトレーニングを積んでおられるのか、このあたり、どうでしょうか」
およそ競技には関心がないことが丸わかりな、グタグタ質問をブチ込んだのである。それでもブレイキンへの思いを真摯に語るAMIに、選手団からは拍手が沸き起こる。本来であれば、これで終わりにするはず。ところが何を思ったのか、室伏氏が彼女に場違いな無茶ブリをしたのだ。
「あのぉ、総理。AMI選手、即興が得意ということであれば、もし、ちょっと場を和ますというか、お時間もありますので(披露するのは)いかがでしょうか、AMI選手」
企業でいえば、室伏氏にとって岸田首相は直属の上司…ということなのかもしれない。ただ、室伏氏も数年前までは現役のアスリートだったはず。だとすれば、表敬訪問でいきなり「そこにあるハンマー、ちょっと投げてみてくださいよ」といわれたらどう思うのか…。
官邸に流れる重苦しい空気。だがしかし、苦笑いしたAMIは冷静にひと言。
「すみません。拍手いただいて恐縮なんですけど、ちょっとスーツじゃ踊れないので、また機会があればぜひ。すみません! お願いします。ありがとうございました」
この見事な対応に、バツが悪そうな表情を浮かべて「失礼しました!」と謝る室伏氏。会社でいえば、赤ら顔の上司が新入女子社員に「ねえねえキミ、歌うまいんだろ。なんか一曲、歌って聴かせてよ」的な昭和の宴会風景のごときこの映像は、多くの視聴者からヒンシュクを買うことになったのである。
(山川敦司)
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