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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「良血グレイスザクラウンが勝つ」
8月10日に行われる新潟のレパードSは、今年で17回目と歴史の浅い重賞だが、将来のダート界を背負うであろう素質馬がそろい、暑さの盛りだというのに頭数も多く、なかなか濃厚で見応えあるレースだ。
まずは過去の傾向を探ってみよう。
過去16回、馬単での万馬券は5回(馬連は1回)。この間、1番人気馬は7勝(2着3回)。2番人気馬は3勝(2着2回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回。比較的堅く、人気サイドで決まることが多いが、それでも時として大きく荒れることもある。
今年のメンバーを見ると弥生賞で2着し、皐月賞は9着だったヴィンセンシオがダートに矛先を変えてくるほか、羽田盃3着馬のジャナドリア、JBCスプリントを制したタガノビューティーの全弟タガノバビロン、UAEダービー3着馬のドンインザムード、鳳雛S勝ちのハグ、前走の1勝クラスを圧勝したピカピカサンダー、青竜Sを勝ったポールセン、堅実味のあるルヴァンユニベール、目下連勝中のロードラビリンスなどが有力候補。
しかし、キャリアの浅い若駒同士の一戦で、絶対視できるような圧倒的強さを見せている馬は見当たらない。ここは混戦ムードと言っていいだろう。
簡単に見えて、なかなか難解な重賞。悩むところだが、最も期待を寄せてみたいのは、グレイスザクラウンだ。
去勢手術明けのこの3月から見違えるばかりに良化し、集中して走る気になった。たくましさも増して③①④①着と常識にかかってコンスタントに良績を積み上げている。
「もともと素質は高いと思っていた馬。このぐらい走って当然」とは、上原博調教師の弁。
前走、1勝クラスの平場を難なく勝ち上がったが、レース内容、走破タイムともよく、まだまだ活躍できそうな雰囲気だった。
さらに、この中間の状態もいい。前走後、ここを目標に短期放牧でリフレッシュされ、しっかりと調整されてきている。中間の稽古の動きも上々で「さらに良化している。動き自体が力強くなってきており、これからが楽しみ」と、厩舎スタッフが口をそろえるほど。であれば、大いに期待が持てるというもの。
血統もとにかくいい。4代母ミエスクは全欧3歳女王に加えて古馬王者にも君臨した馬で、英仏1000ギニー(桜花賞に相当)を含むGⅠ10勝を挙げた世紀の女傑。さらに近親、一族にキングマンボ(仏2000ギニー)、カラコンティ(BCマイル、仏2000ギニー)など、活躍馬がズラリとそろう良血である。こうした血統的背景を思えば、確かに出世していい馬で、晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。
他で注目したいのは、トリポリタニアだ。
こちらは近親にクリソライト(コリアC)、クリソベリル( チャンピオンズC)、アロンダイト(JCダート)など、ダート界で活躍した馬が居並ぶ。
1勝クラスを勝ち上がったばかりだが、勢いに乗っており、好走必至とみた。
中京でのCBC賞はハンデ戦だけに、ひと波乱ありとみて、バースクライに期待したい。
休み明けの前走(安達太良S6着)は、前走比プラス8キロとさすがに重く、勝負どころで大きな不利も被った。しかし、使われたことで大幅良化。この中間は動きがスムーズになっており、力を出せる状態だ。
近親にアダイヤー(英ダービー)がいる良血。強烈な末脚が身上で、直線の長い平坦の中京は大歓迎だ。
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