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記事全文を読む→横浜F・マリノス“J1残留シナリオ”とは?猛補強と残り対戦相手から徹底予測
クラブ史上初のJ2降格を阻止すべく、名門・横浜F・マリノスがこの夏、攻めの補強に打って出た。
7月20日、名古屋グランパスに3-0で快勝し、実に3カ月ぶりに最下位を脱出。順位もアルビレックス新潟、横浜FCを上回る18位まで上昇し、J1残留圏の17位・湘南ベルマーレに勝ち点3差まで迫った。チームはこの夏の中断期間を利用し、積極的な戦力補強を敢行している。
まず、2年連続得点王だったアンデルソン・ロペスを放出した代わりに、イスラエル代表FWディーン・デイビッドを獲得。加えて、ポルトガル2部からブラジル人サイドアタッカー、ユーリ・アラウージョ、さらには昨季J2得点ランキング2位で今季も8得点を挙げているFW谷村海那をいわきFCから迎え入れた。そして、過去にマリノスでプレーし日本代表にも選ばれたDF角田涼太朗(カーディフ・シティFC)の加入も間近と報じられている。
特に谷村は名古屋戦に先発出場し、得点で結果を残している。ただ一方、外国籍選手のフィット具合は未知数であり、Jリーグ特有のスタイルに馴染めるかが鍵となる。角田についても、オフから合流した形であり、コンディションや試合勘の面で不透明な要素が残る。
それでも、DFジェイソン・キニョーネスとボランチのジャン・クルードの戦列復帰は大きなプラス材料であり、補強組が機能すれば、残留への望みは十分にある。
ただし、他の残留争いチームも黙ってはいない。最下位の新潟は、主力流出をカバーするために、スウェーデン生まれでフィジカルに優れるFWアブデルラフマン・ブーダ・サイディ、ブラジル人FWマテウス・モラエスを補強し、反撃の構えを見せている。
19位の横浜FCは、Jリーグ経験豊富なGKヤクブ・スウォビィク(元仙台・FC東京)に加え、決定力を持つFWアダイウトンも獲得。どちらも即戦力として計算できる存在だ。
18位の湘南ベルマーレは主力3名が欧州へ移籍し、戦力面では厳しい状況だが、毎年残留争いに慣れており、粘り強さが武器となる。今後の補強次第では侮れない存在である。
マリノスはこの4チームの中で最も積極的な補強を行ったが、残念ながら直接対決はすでに消化済み。残された対戦相手は、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズ、柏レイソル、京都サンガ、サンフレッチェ広島といった上位陣ばかり。タフな日程が残る。
まずは、8月9日に予定されている16位・東京ヴェルディとの一戦が重要な天王山だ。勝てば残留圏突入、敗れれば再び最下位転落の可能性もある。
首位争いと同様、J1残留をかけたサバイバルも、見逃せないクライマックスを迎えている。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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