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記事全文を読む→【悪質】堕胎費用を騙し取る…メルカリ「胎児エコー写真」転売禁止で「駆け込み妊娠詐欺」に気を付けろ
これはあまりに悪質だ。マクドナルドのハッピーセットのおまけ高額転売が問題になったばかりの大手フリマアプリ「メルカリ」が、9月1日から胎児のエコー写真などの出品を禁止すると発表した。売買禁止まで残りわずか、男性から金を騙し取る「駆け込み妊娠詐欺」が増えるのではないかというのだ。
妊娠詐欺とは、メルカリに出品されている胎児エコー写真や妊娠検査薬を購入した女性が「実は妊娠した」と嘘をついて堕胎費用を騙し取る、あるいは「もう中絶できない週数」と嘘をついて、男性に「できちゃった結婚」を迫る…という、男性にとっては戦慄の悪行だ。
フリマサイトでは医薬品、医療機器の転売は「医薬品医療機器等法(薬機法)」で禁止されている。ところがメルカリでは妊娠陽性を示した海外の妊娠検査薬が「ドッキリ玩具」として出品されているほか、転売禁止が発表された翌日の8月26日にも「妊娠5週」「妊娠6週」「妊娠7週」「妊娠23週」「妊娠32週」「妊娠40週」の胎児エコー写真が出品されていた。価格は1枚500円から1万2000円と様々。本物の胎児エコー写真もあれば、産科で使う胎児エコー専用の感熱紙を用いた、精巧なコピーもある。
特に悪質なのが「妊娠5週~7週」「妊娠23週」の胎児エコー写真だ。妊娠5週から7週は、女性特有の「月のモノが遅れている」程度でお腹が膨らんでいないため、男性を騙しやすい。
また、母体保護法では、堕胎は妊娠22週までと定められている。妊娠23週の胎児エコー写真に6000円から1万2000円の高値が付くのは「できちゃった結婚」を目論む女性のニーズがあるのだろう。
男性が「妊娠詐欺」被害から身を守る方法は、いくつかある。自分が薬局で購入した妊娠検査薬で、相手女性に再検査させる。あるいは妊婦の羊水を採取すれば、お腹の子と男性の親子関係を調べるDNA鑑定は可能だ。
メルカリをめぐる悪行は、なおも続く。
スマホや携帯電話などモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営するINFORICHは8月22日、レンタルバッテリーを借りたままメルカリに出品する「借りパク詐欺」を確認したとして、メルカリ上の出品禁止が発表されたばかり。レンタルバッテリーを返却せずオークションに出品するのは、「妊娠詐欺」と同じく詐欺罪に問われ、10年以下の懲役刑が科される。
フリマアプリの出品者も購入者も、名前と住所をすぐ特定できるのに…。なぜ日本の警察は、メルカリ犯罪をほったらかしにしているのだろうか。
(那須優子/医療ジャーナリスト)
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